2016年 06月 26日 ( 1 )

 

6月25日のイトウサチ&ブンケンバレエ団/双六亭

25日は自由が丘のマルディグラにて、イトウサチ&ブンケン
バレエ団と双六亭のツーマン・ライブを。まずはリンダ・ル
イスを彷彿させるイトウの無垢なソプラノ・ヴォイスが染み
渡る。抑揚の付け方ひとつひとつに歌詞と合致する豊かさが
あり、新井健太のウッド・ベースと、井上文貴のアクーステ
ィック・ギターが見守るように支えていく。東京ローカル・
ホンクのメンバー二人による歌心あるプレイには、ソングラ
イターとバイ・プレイヤーの最良の連携を見る思いがした。
イトウの歌世界は自分の視界に映るものを丁寧に温めていく
ものであり、その自問やスケッチする対象にはとって付けた
部分がまったくない。極めて意志的な彼女の眼力もこちらの
薄暗い心を射抜くかのよう。

対する双六亭はすっかり馴染みになったフォーピースのロッ
ク・バンドだ。個々のメンバーにはキャリアに準じた高度な
演奏力がある。それでも、彼らは精緻な地図に逆らうが如く、
ザラザラとした剥き出しの荒ぶるロック心をとても大事にす
る。そんな直感に賭けていく姿は最高の時のニール・ヤング
&クレイジー・ホースを彷彿させる。緩急と起伏に満ちた楽
曲に、メンバー全員が鋭く瞬時に反応していくミュージシャ
ンシップ。その尊さを思わずにはいられない、6月最後の土
曜日だった。

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by obinborn | 2016-06-26 04:42 | タマコの人々 | Comments(0)