2017年 04月 07日 ( 1 )

 

言葉狩りの現状、憂鬱な気分

しかしワンフレーズのみを鬼のクビを取ったように強調して血祭りに挙げる「炎上マーケット」は好きになれないですね。今回の筒井さんの発言にしたって言葉自体は醜いものだけれど、彼が本当は何を言いたかったのかを想像してみる以前に、単なるヒステリックな”言葉狩り”的な反応になってしまっています。ちょっと前を振り返ると、熊本震災の時にはある女優さんの呟いた「猫が可哀想」が曲解されて「そんな暇ならボランティアに行けよ!」と集中砲火を浴びせられたり...もう本当にメチャクチャです。これは単に有名人の代償では済ませられない、メディアという劇場をこちら側から見ているウチラ全員の品性が問われる問題ですよ。先日の今村大臣の件もそう。確かに彼の暴言は自主避難民を傷付けるものではあったけれど、記者との質疑応答の流れをトータルに追っていくと、もう少し違った印象と理解が得られるはずです。ところがテレビは大臣の「馬鹿野郎!出て行け!」というワンフレーズのみを取り上げ、繰り返し暴力的に放映するだけ。これでは単なる悪役作りに過ぎず、きっと永遠に真実は見えてこないと思います。こうした一連の事件の尻馬に乗って溜飲を下げるのも、有名人の発言を回文(リツイ)しまくって”我こそは正義”を気取るのも私は嫌だなあ〜。前に音楽家の近藤哲平さんが総選挙に関して「建設的な意見がない。人を侮辱するネガキャンばっか。皆さんのFBが汚い言葉で埋まるのをぼくは見たくないんです」との旨を書かれていました。近頃ではごく稀で誠実な意見だと思いました。
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by obinborn | 2017-04-07 04:21 | one day i walk | Comments(2)