2017年 09月 19日 ( 1 )

 

ロビン・トロワー『TWICE REMOVED FROM YESTARDAY』

ロビン・トロワーのファースト・アルバム『TWICE REMOVE
D FROM YESTERDAY』(Chrysalis CHR1039)を本日江古田
のココナツディスクで救出しました。念願のU.K.オリジナル盤
が地元の店でわずか900円(税抜)ですからね。笑いが止まり
ません。ご存知のようにトロワーは元々プロコル・ハルムのメ
ンバーだったのですが、ブルッカー=フィッシャー体制下では
存分にギターを弾くことが出来ず悩んでいました。そんな彼が
ハルムから脱退し、初めて自己名義のトリオを組んで発表した
のが73年の本作です。プロデュースがハルム時代の同僚フィッ
シャーであることに腐れ縁を感じずにはいられませんが、以前
フランキー・ミラーとジュードを組んでいたジェイムズ・デュ
ワーのソウルフルな喉と重いベース、ハミングバードのファー
ストでも叩いていたレッグ・イサドラのパワー・ドラムスを得
て、トロワーは水を得た魚の如く弾きまくっています。その世
界はやはり英国流の重厚長大なブルーズ・ロックで、思わずフ
リーやファミリーといった歴代の戦士たちを彷彿させます。
B.B.キング作のROCK ME BABY以外はデュワー=トロワーが
中心となったオリジナル曲ばかりで、I CAN'T WAIT MUCH
LONGERやDAYDREAMなど以降ライヴの場で定番となってい
く人気曲を収録しています。そんな意味でもトロワーの再出発
に相応しいマスターピースと言えるのではないでしょうか?
B面ラストのBALLERINAはまるでジミ・ヘンドリクスが憑依し
たかのような優しいバラードで、ヘンドリクスの最終作『CR
Y OF LOVE』の夢の続きを見ているかのよう。ストラトキャス
ターならではの繊細な音のかけら。それを骨太なロック・トリ
オで実践するチャレンジングな姿勢。ロビン・トロワーが奏で
るヴィヴラートやスクィーズのひとつひとつに今日もなお震え
る秋の夕暮れ時でした。

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by obinborn | 2017-09-19 16:54 | one day i walk | Comments(0)