2018年 01月 01日 ( 1 )

 

素晴らしかった12月30日のサーディンヘッド

「鰯釣りに行く」サーディンヘッドのライブに出掛けることは
よくそんな風に喩えられる。うまい表現だと思う。音楽を聞く
という体験をその日のトータルな記憶とするならば、まさに今
日は大収穫の一日として長らく思い起こされることだろう。目
覚めた朝に鰯を思い仕事を済ませ、待ち遠しい気持ちで会場に
向かう。実際に演奏を聞く以前から音楽は始まっている。グレ
イトフル・デッドを観に行く時、あなたの旅は家を出ることか
らスタートする。そんな風に喩えた人は誰だっただろうか。

リフで固め打ちする部分と、少しずつフリーフォームなジャム
演奏へと逸脱していくパートとの連携が見事としか言いようが
ない。30日は渋谷のクロコダイルでそんな「鰯釣り」を大い
に楽しんだ。90年代の"フィッシュ現象”以来、数多くのジャム
・バンドが現れ消えていったが、サーディンヘッドはしっかり
と生き残った。それもメンバー四人が常に腕を磨き、切磋琢磨
していった故だろう。全員が卓越した技量の持ち主だが、テク
ニックに溺れることなく、音楽そのものを動かしていく推進力
が素晴らしい。

この日は普段のオリジナル曲に加え、グレッグ・オールマンと
ウォルター・ベッカーを追悼し、オールマンズのJESSICAに
WHIPPING POST、そしてスティーリー・ダンのあの懐かし
いシャッフル曲REELIN' IN THE YEARSまでが飛び出すなど、
サーヴィスもたっぷりの濃密な2時間半だった。

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by obinborn | 2018-01-01 15:09 | one day i walk | Comments(0)