カテゴリ:rock'n roll( 388 )

 

フリーフロウランチ 10周年おめでとうございます!

昨日は佐野元春の帰りに池袋のフリーフロウランチへ行ってきました
お店は10周年記念のプライスダウンウィーク最終日ということもあって
超満員 こういう雰囲気のときは一人でいると結構辛いものがありますが
幸いザディコキックスのお二方、ヨシタケさんと西田さんがいらっしゃった
ので思わず三人でテーブルを囲み 音楽談義に花を咲かせたのでした

e0199046_14264560.jpg


ヨシタケさんと西田さん 
「オビさんの周りにはきれいな(心の)人が集まっていますね」と評価して
いただきました いえいえそんなそんな^0^

e0199046_14322858.jpg


店主の深田さんとオビン
10周年おめでとうございます! 以前から「せめて10年はやらなきゃ!」
とおっしゃっていたのが印象に残っています

e0199046_14372234.jpg


音楽バーというとどうしてもマニアの巣窟のようになりがちですが
フリーフロウは 明るい雰囲気と接客業の原点である作法そして料理の美味しさ
で定評を得てきました  来月にはこの店ゆかりのバンドを束ねたアニヴァーサリー
ライヴが江古田のBuddyで行われます こちらも楽しみですね
[PR]

by obinborn | 2010-10-27 14:55 | rock'n roll | Comments(0)  

若いバンド クラブ・サーキット 生まれてくる新しい気持ち

26日は佐野元春&コヨーテ バンドをさいたま市のHeaven's Rockで
見た デビューして30年 今なお全国をくまなく回り国際フォーラムを
満員にしてしまうほどの佐野が あえてチャレンジングしている今回の
クラブサーキット その意味を噛み締めたツアーの2日めだった

音楽的才能や鍛錬と会場の規模は何ら関係ないものだが それでも
佐野を小さい会場で体験出来る喜びは格別であり 足を踏み入れた
聴衆たちの表情からはその箱の狭さに対する驚きとともにそのスペシャル
な一夜へのときめきが汲み取れる BGMにはアル グリーンらのハイ サウン
ドが流されていていいアクセントを醸し出していた

e0199046_11453260.jpg


e0199046_11462274.jpg


初日にはいくつかの課題が残った演奏/音響面もこの日はぐっと改善され
高揚感が会場を包み込んでいく ツアーが始まったばかりなので初日のルポ同様
に選曲に関しては控えたいが まだ手触りもなまなましいアルバム『コヨーテ』の
楽曲で前半をがっちりと足固めしつつ エヴァーグリーンな名曲群を後半に散りばめ
ていくといった流れを想像してみて欲しい しかもそこに久しく演奏されることのなか
ったレアな曲も幾つか挿入していくという贅沢さ

円熟を良しとしない粗めのギターサウンドでザクザクと切り込んでいくその流れは
『コヨーテ』の録音に(今回とほぼ同じメンバーである)若い演奏家を引き連れて
臨んだときと同じような佐野の心情を物語る

「ありきたりな言い方になってしまいますが 初心に戻る 音楽を始めた頃の無邪気さ
を取り戻したいということです」 

『コヨーテ』発売時のとき彼は筆者の取材に応えてこう話してくれたが その気持ちを
伴ったライヴでの実践が今回の全国21カ所のサーキットである

「近年は土日が中心のツアーになりがちでしたが 東京から始まって日程をあまり
空けずに挟み込んでいくという旅は ほんとうに久しぶりなんじゃないかな ジムに
通って体は鍛えています」

自意識の迷宮に陥ることなく  絶えずぼくときみの関係性を築こうというその
歌世界の求心力は ここ数年でも最もいいと思われる喉の調子とともに鮮明に伝わっ
てきたし お馴染みの楽曲もコーラスに工夫をしたり キーボードの渡辺シュンスケ
が裏メロを際立たせるようなフレーズをまぶしていったりと実にフレッシュな肯定感
がある 

音楽は生きものだ そんな感想が爽やかなほどに駆け抜けていった一夜だった
[PR]

by obinborn | 2010-10-27 12:33 | rock'n roll | Comments(0)  

freedom suite

今朝の新聞に吉野家の社長の談話が載っていました
多くの同業他社が牛丼の低価格へとシフトしていくなか
380円で据え置く理由は クォリティを保つためだと
そしてお客さんの感想が一番正直だとも

少し話が違うかも知れないけれど ぼくの母親は洋服に関して
多少値段が高くてもそっちを買いなさい、安いものはすぐに駄目
になってしまうから と昔から言ってきました
戦後の貧困が染み付いているはずなのにそういう発想をする
っていうのは 暗に貧乏くさくなるな 卑屈になるなという気持ち
を込めていたんでしょうね

ぼくは冬になるとピーコートを愛用するのですが そのコートは
もう25年くらい着続けています 買ったときは高かったけれど
ほころびも殆どありません

以前勤めていた会社で お疲れ会の習慣があって
いままでビールだったのが  ある日から突然発泡酒に変わった
景気が悪いから業績がかんばしくないからという判断からだと思うけれど
なんか卑屈な印象を受けました
部長が発泡酒なら 俺らも従おうみたいな 
だからみんなお疲れ会では発泡酒(笑)

ぼくはこういう性格だからそういう状況でも自分のお金でビールを買って貫いた
でもそういう態度っていうのは会社という組織では歓迎されないのね 絶対に
浮くし 生意気だとか叩かれたり(笑)

音楽もクォリティだと思います
印税である程度保護されるソングライティングに比べて
演奏そのものへの報酬はいつもワン ナイト スタンドで一律でしょう
だからといって手抜きの演奏をすればいいってもんじゃない
いい演奏を続けていけば 自然と評判は高まっていく

ぼくは過去何度も何度もこのブログで激しく叩かれてきました
でもぼくは閉鎖をしなかったし 負けなかった
それは何もあからさまに自分の正統性を訴えたりするものではなく
ぼくが感じたり 考えたりしていることがそんなに間違っているだろうか?
という思いからでした

その戦い方というのは無視したり 同じ土俵に乗るとかじゃなく
あんたらがそんなに汚い言葉で罵るなら
ぼくは逆にきれいな言葉を選び取り 道に水を撒いていくよ というものです
そして どこかで見ていてくれる人が必ずいると思っているから



ラスカルズの『自由組曲』は69年に発売された
トム ダウドやアリフ マーディンなどアトランティック レーベルの知将たちを
総動員しながら 彼らはLP2枚を活用して混迷するアメリカを描き出した
「周りをみてごらん」から「希望の光」へと曲が続く流れに
音楽する心が溢れ出す
[PR]

by obinborn | 2010-10-26 11:21 | rock'n roll | Comments(0)  

10月25日

音楽家は誰もが 有名無名にかかわらず
自分たちの音を解って欲しい もっと評価して欲しいと思っている
まっさらな地平 ゼロの地点から音を組み立てていくのだから
鍛錬を重ねながら音楽を作っていくのだから
そのアーティストエゴは当然の権利だと思う

新しい曲が出来れば聞き手の反応を知りたい
いいギターを弾いたら そこをフォーカスして欲しい
いいドラムスを叩いたら その瞬間を聞き逃さないでおくれ
それもまた然り

だから彼らの話の聞き役になることも
ぼくの仕事の一部だと思っています

e0199046_6433512.jpg


バディ マイルズらとバンド オブ ジプシーズを組み より太いグルーヴへの
足がかりを架ける矢先に急逝したヘンドリクス71年の遺作
テープ編集が為され必ずしも本人の意向に沿ったものではなかったが
「drifting」や「angel」での歌心に思わず息を呑む
[PR]

by obinborn | 2010-10-26 06:49 | rock'n roll | Comments(2)  

オルタナティヴであること チャレンジングであり続けること

「ぼくがデビューした1980年にも そして21世紀を迎えた今も
メインストリームと呼ばれる音楽はずっとそこにあります
メインストリームの音楽、、、そんなものに興味はまったくあり
ませんが 昔も今もそれに挑戦していくという気持ちがぼくには
ずっとある そうした意味では ”Summer Of Love"が謳われた
1967年のあのムーヴメントは本当に奇蹟のような気がします」   

「音楽は体裁のいいコンテンツでもディレッタント(知的遊戯者)
の慰みものでもないんだ その先に何か切り拓いていくものが
あればいいな  パッケージCDが売れなくなっているこの時代に
一人の音楽家として生き残ることにぼくは今スリルを感じています」
  
佐野元春                                                                                                                         
e0199046_11402223.jpg


07年の春にリリースされた佐野の最新スタジオレコーディング作品が
この『Coyote』だ もうけっして若くはない一人の男を主人公(コヨーテ)に
据えながら作られた12曲は さながら彼の視界を通したロードムーヴィー
のように響く 選び抜かれた言葉の広がりと映像的な喚起力がある音の楔
そこに聞き手たちは多くのものを想像していく
[PR]

by obinborn | 2010-10-24 11:45 | rock'n roll | Comments(0)  

佐野元春〜ロック音楽から授かったもののこと

佐野元春&ザ コヨーテバンドの全国ツアーその初日を渋谷のO-Westで23日
に見た

手練手管のホーボーキングバンドとはまた別に 佐野が自分より二回り若いこの
コヨーテ バンドと成果を残したことは07年の『コヨーテ』アルバムでもはっきり
と示されていたし 彼らと『コヨーテ』の全曲を演奏するというチャレンジングなツアー
の新鮮さも記憶に新しい それから約1年半ぶりにコヨーテ バンドを連れ出した佐野
がそこにいた

「ホーボーキングバンドと一緒のときはぼくが(プレイヤーとして)立ち入る隙はない
でもコヨーテバンドと演奏するときは ぼく自身が(リズム)ギタリストとして頑張ら
なければいけない そんな気持ちがあるのかもしれません」

ぼくの質問に沿いながら
およそそうした旨を終演後に佐野は話してくれたが 
図らずとも 佐野がコヨーテ バンドとともに演奏していく意味のようなものは
そこに集約されていくのではないだろうか

5人編成ならではの隙間があるサウンドスケープを 佐野と深沼のギターが
ザクザクとした刻みで切り開いていく樣は まさに円熟とは別の地平のロックとしか
言いようがないもの  もはや”名曲”として手垢に塗れてしまったような曲たち
さえ 本来の呼吸を取り戻していくような響きは 今夜の聴衆たちへと確実に伝わって
いったと思う

主に選曲されたのはファストなロック ナンバーであり それが実に今回のコヨーテ
バンドに見合っていた そうして佐野元春は節目節目で自分の最初の動機へと
立ち返っていくのだろう  

その心持ちのようなものが ロック音楽がもたらす初期の響きへと聞き手を連れ
戻していく  ぼくを激しく連れ戻していく

e0199046_074116.jpg


小尾:「佐野さんが一人の聞き手としてロック音楽から授かってきた何かがある
それを佐野さんは自分で恩返ししようとしていると感じるときがあります その点
に関してはどう思われますか? 」

佐野:「そうですね インタヴューなどではそのことを多少カッコ付けて強調するん
だけれど でもその感情は本当に自然に出てくるものなんです ぼくは60年代や
70年代のロック音楽を聞いて育ってきました」

e0199046_0304845.jpg

[PR]

by obinborn | 2010-10-24 00:37 | rock'n roll | Comments(0)  

ルイ・ルイはロックンロールの言葉

みなさんはなかなか終わらないロックンロール曲というものを知っている
と思います
バディ ホリー「ノット フェイド アウェイ」、アイズレーズ「ツイスト&シャウト」
リッチーバレンス「ラ バンバ」などがその代表例として挙げられますし
ライヴ終盤を盛り上げるためにグレイトフル デッドやジェイムズ テイラー
がホリーの「ノット フェイド アウェイ」を演奏する姿はすっかりおなじみですね

一定の循環コードで起承転結を作っていくのがポップ音楽の不文律では
ありますが その”承”の部分を極端に強調したのが上記の曲なのです
従って”結”がありませんので
演奏は果てしなくただただ反復していくのみなのです
着地点は見つかりません(笑)

そうした楽曲の最たるものがリチャード ベリー作の「ルイ ルイ」かもしれません
コードは3つどころか たった2つなのですが
これが反復していくことで何とも得難いグルーヴを生み出していくのです

そんな「ルイ ルイ」という楽曲に焦点を当てたのが次のアルバムです
何と「ルイ ルイ」を演奏した人たちを ブラス バンドからガレージ パンクまで
収めた究極のコンピレーションなのです

e0199046_20501427.jpg


オリジナル ヒットとなるキングズメンの「ルイ ルイ」からベリーの作者版までを
網羅 オビンの親戚となるロッキン ロビンのヴァージョンもしっかりと収録してい
ます ガレージパンクの愛好家にはソニックスの「ルイ ルイ」は最高にロックする
プレゼントでしょう!  編纂はむろんライノ レコーズ  83年の発売でした

e0199046_2058315.jpg


調子に乗ったライノ レコーズは89年に『ルイ ルイ第二集』を発売します
こちらもラテンのモンゴ サンタマリアから英国ロックのキンクス版「ルイ ルイ」まで
楽しめる好企画でした  そうそうアイク&ティナ ターナーのそれもこちらに
収録されています

もともとぼくはどんなにきれいなメロディでも
それがリズムを伴うことなくベタ〜っと張り付いているタイプの音楽は好きではない
んですね
ありきたりの結論ですが やはりリズムこそはポピュラー音楽、ロックンロールの
生命線でしょう

そんなぼくの音楽嗜好の最も最初に影響を及ぼしたのが まさに「ルイ ルイ」という
ユーモラスなロックンロール ナンバーなのでした
しかしこんなコンピレーションを編纂する当時のライノには まだアマチュアの匂いが
ありましたなあ(しみじみ)

こんなLPを出すライノも好事家なら 買うオビンも単なる変態ですな(笑)
[PR]

by obinborn | 2010-10-22 21:21 | rock'n roll | Comments(0)  

角野恵津子さんの死を悼む

音楽ライターの角野恵津子さんが急逝されました
何でも夏頃から体調を崩され入院し それでもその後は
比較的安定されていたという矢先のことだったそうです
癌とはこうも残酷にまた突然に人の命を奪っていくものなのでしょうか

角野さんとは実は面識もなく また聞く音楽の嗜好や活動するフィールドも
異なる部分は多かったのですが 以前このlogで紹介させて
いただいたヒートウェイヴ/山口洋の取材などどこかしら
心に響き共鳴するものがあっただけに 最後までお会い出来なかった
ことが悔やまれます

いちがいに商業ベースに乗ったものが悪いとかマイナーであれば
良いとかいう解りやすい図式をぼくは好きになれませんが
彼女は無名のミュージシャンであれ ブームが去ったあとの音楽家であれ
分け隔てなく一貫して温かく見守ってきた方のように見受けられます

近年はライヴハウス「晴れ空」系列店のブッキングマネジャーもされて
いたそうですから 立ち位置としてはぼくが親しくさせていただいて
いる川村恭子さんと同じような”現場の人”であり続けたのでしょう
またアルバイトをしながらの活動というのも そこから汲み取れるものは
自分に照らし合わせても少なくなく どこか親近感を抱かせる人でもありました

「すべての人々を短い時間騙し続けることは出来る 少ない人々を長い時間
騙し続けることも出来る しかしすべての人々をずっと騙し続けることは
出来ない」

昨日に続いてリンカーンの有名な演説からの引用になりますが
結局 ささやかな勝利というものは 長い歳月のなかからどれだけ澄んだ世界を
きちんと見渡していけるのかどうかという審美だとぼくは思っています
そして彼女はそれを成し遂げたのだと

心からご冥福をお祈り致します

小尾 隆

e0199046_735989.jpg

[PR]

by obinborn | 2010-10-19 07:38 | rock'n roll | Comments(0)  

FOR WHAT IT'S WORTH 〜価値あるもののために

現在の中国での反日デモに関して
「どうしてそんなことを言われるのかわからない」というのが
ほとんどの日本人の偽らざる感想ではないだろうか

中国の作家、韓寒さんは同胞たちに問い質す

「土地を持たない者(註1)が他人のために土地を争い
尊厳の与えられていない者が他人の尊厳を守ろうとする
そんな安っぽい人間でいいのか」 と

そこにあるのは政治的な思惑には踊らされまい 政治と
取り引きしないことで自覚していこう(註2)とする明晰で
とても強い個人的な意志だ

作家はいつも時代の先端へと立ち”個的に” (註3)発言する
たとえ石を投げられたとしても

e0199046_205550100.jpg


(註1)中国では土地の私有が認められていないことを踏まえて
の発言です

(註2) すべての人を短い時間騙すことは出来る
少しの人をずっと騙すことも出来る 
しかしすべての人をずっと騙すことなど出来ない
(リンカーンのスピーチより)

(註3)人間には自由を希求する一面と束縛されたほうが楽だと
考えるベクトルが表裏一体となっているという性がある
その最たる悲劇がナチズムでありオウムのような絶対帰依だろう
[PR]

by obinborn | 2010-10-18 20:58 | rock'n roll | Comments(0)  

21世紀の赤盤と青盤へ

1973年にリリースされたビートルズの赤盤と青盤のことは
もう何の説明もいらないでしょう
ぼくは1958年生まれで当時は15歳だったのですが
横浜にいた従兄弟の家に夏休みになるとよく遊びに行き
そこで聞いた赤と青のビートルズのことを まるで昨日のこと
のように思い起こします

そう、このLPはぼくのラジオデイズとともに
ロックへの扉を開いていってくれたのです

今 客観的に振り返られることを要約してみましょう

1 アラン クラインの助言のもと ジョージ ハリソンが選曲を担当
2 シングル ヒットを重視した公平なセレクト(流れもすごくいい)
3  カヴァー曲はあえて外す(そこらへんの不満は76年に
編纂された『ロックンロール ミュージック』で一気に解消されます)

ビートルズはぼくのとっての”写し絵”のようなものでした

そのことは『青盤』に収録された「Old Brown Shoe」に
端的に集約されていきます
おそらく誰もがこの珠玉の名曲/名演集のなかで
「なんでこんな地味な曲が?」と一度は思われたことでしょう
かくいうぼくも当時はこの曲の良さがまったく理解出来ませんでした
それはエリック フォン シュミット「Right Rain」を最初まったく
解せなかった気持ちとどこか似ています

もともとぼくは綺麗なメロディだけじゃ物足りなくリズムやグルーヴを
重視するタイプの聞き手です
だから洗練された『アビーロード』よりも 人間臭い『レット イット ビー』
が そのやぶけた部分、とっちらかったところを含めて大好きだったり
するのです 

「Old Brown Shoe」に何となく惹かれるのは
そのブルージーなスワンプ サウンドの元祖といった立ち位置に
ジョージ ハリソンの思いが汲み取れるからです
その後 彼が辿ったレオン ラッセルやジェシ エド ディヴィスとの交信は
言わずもがな
そう、そんなジョージの原点がこの「Old Brown Shoe」だと思うのです

人によっては選曲者のジョージが自分の曲を紛れ込ませたなんていう
いじわるな見方もありますが こうした名曲集のなかにまるで”異物”のように
突然紛れ込んだ曲が ある一人の聞き手の音楽嗜好を指し示していくの
ですから その含みはとても大きい

2010年に初めてこの赤と青を聞く中学生や高校生もいると思います
彼らはこれを聞いてどんな言葉を残していくのだろう
どんな点に感じ入り またどんな部分を物足りなく思うのだろう?

ビートルズを英雄視することよりも ぼくが関心を持つのは彼らの言葉です

e0199046_13574699.jpg

「ぼくはデルバート マクリントンからハーモニカを教わったんだ」
そんなジョンの最初の成果がブルージーなデビュー曲「Love Me Do」だった
むろん赤盤のスターターとなった

e0199046_1643751.jpg

ジョンの名唱ではR&B色が濃厚な「Don't Let Me Down」が秀逸
スカ ビートを援用した「Ob-la- Di Ob-la-Da」のリズムコンシャスな
響きにも心奪われる 
[PR]

by obinborn | 2010-10-18 14:02 | rock'n roll | Comments(2)