カテゴリ:one day i walk( 864 )

 

27日は石塚浩子さんの個展を、吉祥寺にて

27日は石塚浩子さんの個展を観に吉祥寺へと。絵心がある方
とは、こんなにも自由で彩り豊かな世界に誘ってくれるのか
と思わず引き込まれた。お話を伺ってみると、会社に勤務さ
れていた頃から描き始め、インドへの旅を経て、今のスタイ
ルに辿り着いたとか。その心温まる暖色のスケッチのなかに
険しい葛藤を思った。彼女が歩んできた平坦ではない道のり
のことを考えてみた。

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by obinborn | 2017-04-28 01:15 | one day i walk | Comments(0)  

アカデミズムの妖怪、労働の実感

以前奥田英朗さんの『最悪』を読んだ時、小さな町工場を
経営するオヤジさんの日常が描かれていてとても興味深か
ったです。得意先からの突き上げ、差し迫る納期、無断欠
勤する若い従業員、切実なコスト意識、融資を勧めたかと
と思えば一転して貸し渋る銀行員の豹変...などなど、バブ
ル崩壊以降の零細企業の経営者の生態とはこういうものか
な、と考えさせられました。今盛んに「アルバイトの最低
時給を1500円に!」なる運動が行われていますが、さしず
めこの工場主なら「ご冗談を!」と一笑に付すでしょう。

実体経済をまるで理解していないアカデミズムの論者たち
の昨今の発言が気になります。思い付くままに振り返って
みると内田樹が「これからの日本はもう低成長でいい」論
を唱え、小熊英二は「非正規雇用者の賃金を正社員の倍に
すれば日本の未来は開ける」説をぶち上げました。上野千
鶴子に至っては「ユニクロの服とツタヤのレンタルビデオ
でロウライフを送りなさい」と現在の若者たちを突き放し
ました。彼らは実社会での労働を体験せず、大学で教鞭を
執りながら論壇に登場するだけの狭〜い世界の住人なので、
このような妄想に陥ってしまうのでしょう。

様々な問題点を抱えながらも現内閣の支持率が高止まりな
理由は、恐らく彼らのような左派〜リベラルの識者が空虚
なロジックばかり並べ立てているからでは?と私は密かに
分析しています。入社式で「これから我が社は低成長で行
きます」と新入社員に訓示する社長がいますか?経営者の
全国会議で「非正規雇用者の賃金を正社員の倍にしよう」
と発議する管理職がどこにいますか?厳しい日本の経済を
知らない者たちの戯言に過ぎません。まして上野のロウラ
イフ提唱に至っては何を言わんや?と呆れるばかり。

ありていに言えば彼らは夢を語らない。自分たちはさんざ
ん高度成長〜バブルの恩恵を受けてきたくせに、引退間際
になってロウライフを唱える。もう成長しなくていいと説
教する。彼らのこうした論理を突き詰めると「みんな平等
に貧しく」的な社会主義の世界観と大差ないのでは?と疑
ってしまいます。資本主義であること、自由経済であるこ
との良さ、本来あるべき自由な競争原理を彼らは何故か語
らないのです。

ところで私が暮らしている江古田は、パン屋とラーメン屋
さんの町として近年活況を呈しています。老舗に胡座をか
いていた旧商店がどんどん廃業し、若くやる気のある人た
ちがそれに取って代わるという新陳代謝がうまく行ってい
るんですね。こういう光景は長く同じ町に暮らしている私
にも実に刺激的です。「低成長でいい」というアカデミズ
ムの妄言とは裏腹の現実への覚醒と労働の実感。そして何
よりも自主独立のスピリットがある。私が共感するのはこ
ういう人たちです。

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by obinborn | 2017-04-23 06:33 | one day i walk | Comments(0)  

スーマー、ラルフ・モリーナ、そして『泥水は揺れる』

まあ、ポストモダンとかポストロックとか言われても、
自分に一番響くのはクレイジーホースのような質実剛健
な音楽なのです。以前優れたソングライターのスーマー
さんとラルフ・モリーナの”もたりまくる”ドラムは最高
だね!と彼のライブの終演後に語り合ったのですが、そ
の時、ああ、この人はロック音楽の本質をしっかり理解
されているんだなあ〜と、とても嬉しく思いました。

ぼくは音楽の新しさとか「いかに画期的か」というテー
マにあまり興味を持てません。いい時も悪い時も、良い
時代であっても、たとえ悪い時代(今かな?)であって
も、人々の暮らしは慎ましく続いていきます。そうした
日々のなかで「これは違うじゃん!」と思った時には、
その抗議を表明すればいい。もっともらしい標語に違和
を感じた時には、誰にも遠慮せずきちんと告白すればい
い。

スーマーさんの『泥水は揺れる』アルバムが染みます。
彼は「風のなかの女たち」や「もうない船」を何気に歌
っています。ぼくはそこに彼が歩んできた長い道のりを
感じました。まるで影絵のように伸びていく彼の背中を
想像してみました。

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by obinborn | 2017-04-15 20:39 | one day i walk | Comments(0)  

思い出の場所はみんなコイン・パーキングになっていくね〜映画『転々』とムーンライダーズ

このまえ和田博己さんとお会いしたことは夢のような体験
でした。旧友のOさんが和田珈琲店時代からの付き合いで
「じゃあ、ぜひ!」ということでセッティングして頂きま
した。オイラにとってはちみつぱいはまさに品川〜京浜地
区の匂いが立ち込める音楽でした。一番有名な「塀の上」
にも羽田から飛び立つ飛行機を町から見上げる主人公の姿
が映し出されているし、続く「土手の向こうに」は大森の
それ(旧競馬場とは逆側)をイメージさせるのでした。

はちみつぱい解散後に鈴木慶一さんが「ソロ・アルバムの
つもりで」作った『火の玉ボーイ』(76年)が、実質的に
ムーンライダーズの誕生物語だったことは広く知られてい
ますが、オイラにとってははちみつぱい『センチメンタル
通り』と『火の玉ボーイ』は地続きのアルバムです。この
頃までの慶一さんはアメリカン・ロックへの愛情を、屈折
した日本語の歌詞とうまく重ね合わせていたと思う。リト
ル・フィート風にシンコペイトする「あの娘のラヴレター」
や、ザ・バンド的な「スカンピン」は、そんなナイーブな
青年の自己告白かもしれません。

「思い出の場所はみんなコイン・パーキングになっていく
ね」そんなセリフが呟かれる映画『転々』(2007年・三木
聡監督)には『火の玉ボーイ』から「スカンピン」と「髭
と口紅とバルコニー」が挿入されています。その映画をた
またま観た時、まるで不意打ちのようにそれらの曲が流れ
出しました。

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by obinborn | 2017-04-15 18:16 | one day i walk | Comments(0)  

昨夜のDJ会bonavilleはお陰で大盛況でした!

14日は虎ノ門のthe 3rd cafeにてbonavilleのDJ会でした。
お陰様で100人超え!@-@来てくださった皆様、声を掛け
て頂いたスタッフの方々に感謝します!ありがとうござい
ました!以下私のプレイリストです。

part 1

THE BAND /LIFE IS A CARNIVAL
AMERICA/VENTURA HIGHWAY
MICHAEL MURPHY/COSMIC COWBOY(PART1)
JOHN FOGERTY/GARDEN PARTY
LAURA ALLAN/SLIP AND SLIDE
MICHAEL DINNER/JAMAICA
SAMMY WALKER/BROWN EYED GEORGIA DARLIN'
JESSE WINCHESTER/EVERY WORD YOU SAY
THE FLOATING HOUSE BAND/SONG FOR MARTHA LEE
ROB GALLBRATH/I REMEMBER ME

part 2

THE BYRDS/CHETNUT MARE
THE BYRDS/BUGLER
CSN&Y/CARRY ON
STILLS YOUNG BAND/LONG MAY YOU RUN
NEIL YOUNG/Mr.DISAPPOINTMENT
POCO/A GOOD FELLIN' TO KNOW
HOT TUNA/SEA CHILD
JONI MITCHELL/HELP ME
GUTHRIE THOMAS/ROLLIN' HOME
RAB NOAKES/CLEAR DAY

〜ONE MORE MILES TO GO 〜

BOB DYLAN/MISSISSIPPI


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by obinborn | 2017-04-15 18:04 | one day i walk | Comments(0)  

昨夜のDJ会bonavilleはお陰で大盛況でした!

14日は虎ノ門のthe 3rd cafeにてbonavilleのDJ会でした。
お陰様で100人超え!@-@来てくださった皆様、声を掛け
て頂いたスタッフの方々に感謝します!ありがとうござい
ました!以下私のプレイリストです。

part 1

THE BAND /LIFE IS A CARNIVAL
AMERICA/VENTURA HIGHWAY
MICHAEL MURPHY/COSMIC COWBOY(PART1)
JOHN FOGERTY/GARDEN PARTY
LAURA ALLAN/SLIP AND SLIDE
MICHAEL DINNER/JAMAICA
SAMMY WALKER/BROWN EYED GEORGIA DARLIN'
JESSE WINCHESTER/EVERY WORD YOU SAY
THE FLOATING HOUSE BAND/SONG FOR MARTHA LEE
ROB GALLBRATH/I REMEMBER ME

part 2

THE BYRDS/CHETNUT MARE
THE BYRDS/BUGLER
CSN&Y/CARRY ON
STILLS YOUNG BAND/LONG MAY YOU RUN
NEIL YOUNG/Mr.DISAPPOINTMENT
POCO/A GOOD FELLIN' TO KNOW
HOT TUNA/SEA CHILD
JONI MITCHELL/HELP ME
GUTHRIE THOMAS/ROLLIN' HOME
RAB NOAKES/CLEAR DAY

〜ONE MORE MILES TO GO 〜

BOB DYLAN/MISSISSIPPI


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by obinborn | 2017-04-15 18:04 | one day i walk | Comments(0)  

言葉狩りの現状、憂鬱な気分

しかしワンフレーズのみを鬼のクビを取ったように強調して血祭りに挙げる「炎上マーケット」は好きになれないですね。今回の筒井さんの発言にしたって言葉自体は醜いものだけれど、彼が本当は何を言いたかったのかを想像してみる以前に、単なるヒステリックな”言葉狩り”的な反応になってしまっています。ちょっと前を振り返ると、熊本震災の時にはある女優さんの呟いた「猫が可哀想」が曲解されて「そんな暇ならボランティアに行けよ!」と集中砲火を浴びせられたり...もう本当にメチャクチャです。これは単に有名人の代償では済ませられない、メディアという劇場をこちら側から見ているウチラ全員の品性が問われる問題ですよ。先日の今村大臣の件もそう。確かに彼の暴言は自主避難民を傷付けるものではあったけれど、記者との質疑応答の流れをトータルに追っていくと、もう少し違った印象と理解が得られるはずです。ところがテレビは大臣の「馬鹿野郎!出て行け!」というワンフレーズのみを取り上げ、繰り返し暴力的に放映するだけ。これでは単なる悪役作りに過ぎず、きっと永遠に真実は見えてこないと思います。こうした一連の事件の尻馬に乗って溜飲を下げるのも、有名人の発言を回文(リツイ)しまくって”我こそは正義”を気取るのも私は嫌だなあ〜。前に音楽家の近藤哲平さんが総選挙に関して「建設的な意見がない。人を侮辱するネガキャンばっか。皆さんのFBが汚い言葉で埋まるのをぼくは見たくないんです」との旨を書かれていました。近頃ではごく稀で誠実な意見だと思いました。
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by obinborn | 2017-04-07 04:21 | one day i walk | Comments(2)  

佐野元春のスポークン・ワーズ〜「In Motion 2017〜変容」を聞いて

4日は佐野元春のスポークンワーズを渋谷の0-EASTにて。彼が
ポップ・フィールドと平行して詩の朗読を実践してきたことは
よく知られているが、この日も井上鑑率いるファウンデーショ
ンズのフリーフォームな演奏と合体しながら見事なリーディン
グを繰り広げた。とくに金子飛鳥のアグレッシヴなアンプリフ
ァイド・ヴァイオリンが圧巻で、地を這うようなドラム&ベー
スの強靭なビートとともに、陰影に富んだ世界を作り出してい
った。

散文詩のように溢れ出す佐野のワードの数々は難解かもしれな
い。しかし一字一句に意味を求めるのではなく、言葉が連なっ
ていくイメージを繰り出される音とともに自由に広げていけば
正解だと思う。宮台真司風に言えば「求めるな、感じろ!」だ
ろうか。またとかく通常のソングライティングと分けて語られ
がちな佐野の”話す言葉”だが、「ブルーの見解」や「ぼくに出
来ることは」あるいは「Shame〜君を汚したのは誰」など過去
のポップ文脈の再提示も少なくない。そんな佐野が掲げる一貫
したテーマは黄昏れていく文明であり、都市と個人との関わり
であり、消耗してしまいがちな魂のありかのことだ。

ビート文学の昔から脈々と培われてきた「動き出す言葉たち」
その伝統のなかに佐野元春がいる。そんなことを痛感せずには
いられない夜だった。


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by obinborn | 2017-04-04 21:57 | one day i walk | Comments(0)  

3月28日は梶原英夫さんの個展を

28日は梶原英夫さんの個展を高田馬場の凹凸キッチンカフェ
&デリにて。いや〜圧巻でした。梶原さんがお好きな音楽の
ジャケットを切り抜きながら、細かいペインティングを何度
も何度も重ねていく。写真ではなかなか伝えられないのが歯
痒いけれど、その道ではシャドウ・ボックスと呼ばれる立体
的な手法を用いて、彼はその音楽愛をそっと告白する。

お話しを伺ったところ、シャドウ・ボックスが映えるのはポ
ートレイト写真ではなく、あくまでイラストレイテッドの作
品らしい。あえて言うのなら『アビーロード』ではなく『リ
ヴォルヴァー』それを描いたクラウス・フォアマンの細かい
線画に、梶原さんはやり甲斐を見出されるとのこと。唐突か
もしれないけれど、プリンスの『アラウンド・ザ・ワールド
・イン・ア・デイ』を、彼はどう描いていくのだろう?

絵心がない僕には本当に羨ましい世界だ。それも商業ベース
ではなく、あくまでご本人の趣味であるところにぐっと来る。
まだ知り合ったばかりの方だが、高田馬場の駅へ向かう帰り
道を、僕は足取りも軽く歩いていった。

なお彼の個展は4/1(sat)まで。お時間がある方はぜひ足を運
んでみてください。


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by obinborn | 2017-03-28 23:09 | one day i walk | Comments(0)  

3月11日の捕獲日誌

今日はDJの本番まえに下北沢のフラッシュ・ディスク・ランチさん
に寄り、2枚のLPアルバムと4枚の7'sを購入しました。捕獲に要し
た時間はジャスト60分!素晴しい成果を得ることが出来ました!
以下ご報告を。

(LP's)

ROD STEWART/ATLANTIC CROSSING (UK WARNER BROS. K56151)
RAB NOAKES/RED PUMP SPECIAL ( UK WARNER BROS. K46284)

(7's)

MANFRED MANN/MIGHTY QUINN(FONTANA)
KO KO TAYLOR/WANG DANG DOODLE(CHESS)
JUNIOR PARKER/RIVERS INVITATION(CAPITOL)
JUNIOR PARKER/DARLING、DEPEND ON ME(CAPITOL)

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by obinborn | 2017-03-12 01:49 | one day i walk | Comments(0)