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下北沢のフラッシュさんでレコードを

わ〜い、わ〜い! 昨日はライブ会場に行く前に下北沢の名
レコード店・フラッシュさんでまたもやいっぱい買ったよ!

しかも買い忘れたバッファローの2枚組をライブの第一部が
終了した休憩時間を使って再び買いに行くという(笑)
それでも椿さんは温かく迎えてくださいました。

恒例ではありますが、以下に戦利品の数々を。
今回はLP4枚。シングル10枚を捕獲しました。

(Long Playing)

Buffaro Springfield/Again(UK Atlantic K40014)
Buffaro Springfield/Best (US Atco SD2-806)
The Best Of Junior Parker ( Duke DLP83)
Wilbert Harrison/Shoot You Full Of Love(Juggernaut 8803)

(7's)

Rolling Stones /We Love You b/w Dandelion(London)
Gary U.S Bonds/Quarter To Three (Legrand)
Cheech & Chong/Born In East L.A(MCA)
Pretenders/Stop Your Sobbing (Mono&Stereo:Sire)
The Standells/Try It (Tower)
Sly &The Family Stone/Hot Fun In The Summertime(Epic)
Little Richard/Rip It Up b/w Ready Teddy (Specialty)
Tyrone Davis/Can I Change My Mind (Daker)
Bill Black's Combo/Do It-Rat Now(Hi)
The Carter Brothers/Southern Country Boy(Coleman)

やはりバッファローの2種は一番嬉しかった。件の2枚組
ベストはオイラが高一の時に日本盤を買った忘れられない
もの。やっとオリジナル盤に辿り着くことが出来ました。
ジュニア・パーカーは大好きなテキサス・ブルーズの大立者。
ダグ・サームがいかにパーカーの歌唱に影響を受けていたか
が確実に伝わってきます。ウィルバート・ハリソンのコレク
ションはいよいよ(多分)6枚くらいになってきた。不良性
が極めて高いやんちゃなR&Bです!

シングル盤ではプリテンダーズの米Sire盤に「Produced By
Nick Lowe」のクレジットが記されていることに感動の涙が
止まらないです。テキサス・ガレージのスタンデルズや、
以前PヴァインでLPが組まれた泥泥ブルーズのカーター・ブ
ラザーズもグレイト!の一言。ビル・ブラックズ・コンボは
恐らくDJ需要も多いはずだし、スライ、タイロンは曲が大好
きという理由で購入しました。そしてニューオーリンズ・ロ
ックンロールのリトル・リチャードで締めを。

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by obinborn | 2013-04-30 11:55 | one day i walk | Comments(0)  

昨日までの線路のように

 チェック柄のシャツとジーンズ。そして肩まで長く
伸びた黒髪。中村まりは29日もそんな姿で下北沢のle
teのステージに立った。そのさり気なさと音楽とが少
しも隔たることなく確かな像を結ぶこと。ことさら甘
い雰囲気に溺れることなく芯の強さがザクザクと伝わ
ってくること。この夜も中村はしっかりと自分の音楽
を届けた。

 「Brand New day」に始まり、終盤に「Night Owl
s」や「Our Blue」を束ねていく構成自体は普段のこ
とながら、そうした光景がもし失われたとしたらと考
え始めると、なお一層感謝の気持ちが込み上げてくる。
クラレンス・アシュレイの「The Coo Coo Bird」と
グリール・マーカスがディランとザ・バンドの『ベー
スメント』アルバムで引用した暗喩的な「私はモグラ
になってしまいたい」(Mole In A Underground)
では愛用のマーティンではなくバンジョーを披露した
り、ロン・セクスミスの最新作から「Sneak Out Th
e Back Door」、トム・ウェイツが朝のフリーウェイ
で気持ちを新たにする「Old '55」、あるいはブライン
ド・ウィリー・マクテルの「Delia」が選ばたりと、カ
ヴァー曲は40年代から21世紀までの時間幅があるもの
の、中村はそれらを今日の歌として連ねる。フィンガー
・ピッキングの強弱のメリハリや低音部のアタックの
逞しさがギタリストとしての彼女の生命線であるけれ
ど、この日はコード・ストロークによる曲を「Old' 55」
から「Caught In A Roundabout」へと繋げることで
内に秘めた熱量を解き放った。その瞬間の鮮やかさは
どんな修辞を使っても言い表せないほど。

 アンコールで歌われた「Going Back To My Home」
の鮮烈さはどうだろう。多くの音楽家にとって”Home"
という言葉がひび割れ、裂け目を作り、昨日とは異なる
痛みを携えていく。聞き手であるぼくたちにとっても、
家という単語にかつてないほどの陰影が加わったり、近
さを感じたり遠い距離を思い知らされたりする。「家に
帰りたい」そんな直裁な歌の複雑な様相を、中村まりと
いうソングライターはそっと包み込みながら歌っている。
汽笛の音を模した彼女のハーモニカが、線路に木霊する
昨日までの足音に、どこまでもどこまでも寄り添ってい
く。

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by obinborn | 2013-04-30 01:08 | 中村まり | Comments(0)  

放った矢は必ず自分に返ってくる

ツイートの対話から。今朝。

*    *    *

ザイトク帰れと言われても、例えば、日本で生まれて、韓国語も話せず、韓国に行ったこともない人達は一体どこへ帰るのでしょうか?占領時代に、名前も奪い、強制的に彼らの祖父や父を連れて来たのは、誰かをもう一度考えてみましょう そしてジョン・レノンのイマジンを聞きましょう♪(eさん)

おはようございます。おっしゃる通りです。歴史認識に差があるとはいえ、偏向したナショナリズムや極端な民族主義あるいは一人の英雄に憑依する集団がどんなに醜悪な歴史(ナチズムからオウムまで)を作ってきたことでしょうか。天に吐いた唾は必ず自分に返ってくることも(小尾)


注:ザイトクとは在特会を指すので意味が違ってきてしまいますが、eさんは恐らく「在日」と勘違い
されたのでしょう。むろん文章の総意として訴えること、伝わってくるものに何ら変わりはありません。

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by obinborn | 2013-04-29 08:10 | one day i walk | Comments(0)  

フラーコが微笑む、私も一歩を踏み出す

テキサス・トーネイドーズの原稿を書いていると、やはりどう
しても周辺の音源を聞きたくなってきて思わず脱線してしまい
ます(笑)。今日のそんな一枚がフラーコ・ヒメネスの『Flac
o's Amigos』(88年 Arhoolie)。いやあ〜、実に久し振りに
聞き直したんだけど良かった! これからの初夏の夕暮れにこ
んな音楽を聞けたら幸せだな、そんな風に素直に頷けるほどに。

フラーコ・ヒメネスがノルターニャ・コンフント(メキシコ北
部のコンボ編成)の第一人者であることは先刻ご存知だろう。
60年代の末から、フラーコは地元のサン・アントニオでDLBな
どローカル・レーベルに多くの録音を残してきた。そんな彼が
ダグ・サームと触れ合い、ライ・クーダーと共演しながら広く
親しまれてきたことはここで繰り返すまでもあるまい。

そんなフラーコが地元での素朴な録音とはちょっとまた別の
姿を焼き付けたのがこの『Flaco's Amigos』だ。いわば良く
練られた(well producedの)アルバムだったと思う。この
盤のセッションは3つに分かれていて、従来のコンフントを
そのまま伝える1はフラーコの原点をきっかり押さえていく。
またギターの名手ピーター・ローワンを招き入れた2では、
ちょっとばかり華やいだセッションが笑みとともに用意され
た。

オイラの心を何よりも動かしたのはセッションのCだ。ここ
ではライ・クーダーのバンドと一心同体となったフラーコの
想いがしっかりと映し出されていく。とりわけソン・ハロー
チョの澄んだリズムが素晴らしいインスト曲「Jenette」の
愛おしさはどうだろう。ライ・クーダーがまるで祈りのよう
なソロ・ラインをじっくりと織り成していくボレーロ・イン
スト「Poquita Fe」の清冽な響きはどうだろう。

ものすごく正直に言えば、ぼくにも内部(コミュニティ)と
外部(およそポピュラリティのようなものだ)に関して、
真剣に討論したことがある。単に時代の貧しさがそのような
二者択一の議論を招いたのかもしれないし、白は白だと言い
黒は黒だと言い張るおよそやっかいな先輩たち(あっ、団塊
の世代ね!)をまえに臆してしまった部分も嘘ではない。

それでもなおオイラは思う。人の気持ちの柔らかさについて。
あるいは移ろいゆく感情に関して。そして音楽というどこま
でも無防備なありかのことを。


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by obinborn | 2013-04-28 20:23 | one day i walk | Comments(0)  

思慮深いギター弾きのために

わっ、やっぱりいいなあダニー・コーチマーは!

ザ・シティからジョー・ママを経た彼が満を持して発表した
73年の初ソロ作にはR&Bの躍動感が思いっきり詰め込まれて
いる。それも泥臭さよりは東海岸出身の白人らしいアーバンで
粋なテイストがまぶされているのが何とも彼らしい。

この73年には既にフライング・マシーン時代からの盟友である
ジェイムズ・テイラーのバック・バンドとしてザ・セクション
も始動させているから、まさにコーチマーにとっては新しい時
代に向けて伸びやかに羽ばたいていく時期だった。またキャロ
ル・キング一連の作品でもほぼレギュラーとして参加し信頼を
どんどん高めていった。

思えば幾多のギター・ヒーローとはまた違う文脈から忽然と登
場したのがクーチだった。過剰なまでのソロ・ギターではなく、
リズムの刻みやちょっとしたオブリに真価を発揮する”歌伴ギタ
ー”。今でこそこういうギターにも光が当てられているが、当時
は何とも地味な存在だったと記憶する。

このソロ・アルバムでもクーチは自身の歌をメインに据え、ギ
ターはあくまでもそのための背景となっている。面白いのはザ
・セクションの連中はクレイグ・ダージのキーボードに留め、
クーチが自分でベースとドラムスをこなしていること。彼によ
れば「グレイトな彼らをわざわざ呼ぶのは忍びなかった」との事。                そんな控えめな姿勢にも彼らしい抑制された美学を感じてならない。               きっとそれはバック・ミュージシャンとして培ってきた直感とか                 思慮深さ故なのだろう。しかしキーボードに関してはクレイグ以外
にも黒人のウィリアム”スミティ”スミスを呼び寄せるなどのこだ
わりを示しているのだから、単なるホームメイド・アルバムとも
また違う。

時は流れて2010年の春。キャロル・キングとジェイムズ・テ
イラーのリユニオン・ライヴがこの日本でも実現した。むろん
バックを務めたのはクーチを始めとするザ・セクションの面々
(ダージは不在だったが)だ。曲のエンディングに大きな拍手
が巻き起こる。まさにその瞬間にクーチがほんの一瞬だけ、ド
キリとするようなフレーズを繰り出す。それをぼくは聞き逃す
まいと必死だった。ここで聞き逃したら一生後悔するとさえ思
ったほどに。

主人公をステージで輝かせるのはいつも脇役あってこそ。クー
チのギターはキャロルとジェイムズの歌の佳き伴侶となり、歌
のありかを導き出すかのようだった。そんなギターの聞き方を
教えてくれたのは、他の誰でもなくまさにダニー・コーチマー
その人だった。

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by obinborn | 2013-04-24 19:18 | one day i walk | Comments(0)  

日本人は派閥がお好き

ロックバー~音楽バーにもいろいろなタイプがあるから、
自分に合う店を見つけるまでは大変だね。見つけたとし
ても店主と馬が合わない店もあるだろうし、こっちが気
分良く飲んでいても嫌な奴が来ることもある。

敷居の高い店はゴメンだね。たかが音楽、たかが酒くら
いに考えていたほうがずっと気楽だよ。昔なら渋谷のブ
ラックホークみたいに「聞かせてやる!」的な教条主義
も許されたのだろうが、今の時代はむしろお客さんの方
が音楽に詳しかったりするからね。偏屈オヤジ気取った
り、蘊蓄垂れたりして事足りる時代はとっくに終わった
んだと思うよ。

まあこういっちゃ何だけど音楽聞くんだったらオイラの
場合、家にいくらでも音源はある。わざわざ電車に乗っ
て出掛けていくんだから、少なくとも不愉快な気分には
なりたくないよな。

日本では本当の意味で個人主義がまだ根付いていないか
ら、バーごとに派閥が出来たりするね。アイツはウチに
来なくなったから裏切り者とかね(苦笑)。窮屈だね~。
多少シリアスに見れば、フェイスブックなんかではそこ
ら辺の村意識がモロに出るよな。

まあオイラは黙って飲みます!オイラは自由さ(笑)

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by obinborn | 2013-04-24 01:56 | one day i walk | Comments(0)  

歌詞を書けない天才

08年の最新作『ナイン・ライヴス』でもリズムへの多彩なアプ
ローチが光っていたスティーヴ・ウィンウッドだが、トラフィ
ック時代のサイド・プロジェクトとして忘れられないのがサー                  ド・ワールドだ。

73年の5月にレコーディングが開始されたこの『Aiye-Keta』
のメンバーは、ウィンウッドに加えナイジェリア出身のパー
カッション奏者レミ・カバカと、アフロ・ロック・グループの
オシビサで管楽器を吹いていたラフティ・アマオの計3人。と
くにカバカは、かの音楽闘争家フェラ・クティと関わっていた
り、ポール・マッカートニー&ウィングスのラゴス録音集『バ
ンド・オン・ザ・ラン』やポール・サイモンの『リズム・オブ・                 セインツ』にも参加していたので有名だろうか。

アルバムの内容はアフリカ色が濃厚なインストゥルメンタル集。
変拍子の波がじわりじわりと押し寄せてくるのだが、威嚇的で
はなく、どこまでもゆるやかなヴァイブに満ちている点が素晴
らしく、ウィンウッドらしい抑制された美意識も感じる。

ロックというフォーマットに飽き足らず、第三世界の音楽に目
を向けていく。70年代初期にはそんな動きが少なからずあった
が、その一端としてもエポックな作品だろう。トラフィックで
もガーナ出身のリー・ボップのパーカッションを取り入れたり、                 マスル・ショールズのフォー・リズムを引き連れてツアーを行
ったり、ウィンウッドはとくにリズムに対する探究心が旺盛だ
った。

そんな彼が試行錯誤の果てに傑作『ナイン・ライヴス』が生み
出した。そのことを思うと、ウィンウッドの地味ながらも確実                  な歩みに感動してしまう。自分で歌詞を書けないこの”天才”は
リズムという濃やかな波のなかに音楽を託しているかのようだ。

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by obinborn | 2013-04-23 19:16 | one day i walk | Comments(0)  

安くて美味い食堂にようこそ!

今はもう絶版になってしまっているが、ウィル・バーチが
書き記した『パブ・ロック革命』(シンコーミュージック)
にはアンダーグラウンド・ロックの興味深い記述が一杯だ
った。その本のなかにも若き日のブリンズリー・シュウォ
ーツがエッグス・オーヴァー・イージーと交流していたエ
ピソードが出てくる。

このエッグスは元々アメリカ西海岸を拠点としていたバン
ドだったが、いつまで経っても鳴かず飛ばず。失意のもと
に渡英してパブ・サーキットへと踏み出していく。彼らは
北ロンドンのケンティシュ・タウンにあるタリー・ホーと
いうパブのハウス・バンドとなり、毎晩の如く酔い客を相
手に演奏した。元アニマルズでジミ・ヘンドリクスのマネ
ジャーとしても活躍したチャズ・チャンドラーの口利きも
あったようで、アニマルズ出身のズート・マネーのビッグ
・ロール・バンドがエッグスの「アーカンソー」を演奏し
ているのはそうした繋がり故だろう。

それはともかくエッグスやクローヴァーといった米西海岸
のグループが相次いでロンドンのシーンに関わり、彼の地
のブリンズリーズと交流しながら互いに刺激し合っていっ
たのは興味深い事実だ。とくにエッグスの場合、オーステ
ィン・デ・ローンのキーボードがブリンズリーズのボブ・
アンドリュースに影響を与えた点は、両者の音楽を聞いて
頂ければ納得出来るだろうし、互いの共通分母としてザ・
バンドへの憧れがあったことも想像に難くない。

72年にA&Mから発売された『グッドン・チープ』にはエッ
グスの魅力がたっぷり詰まっている。Good 'N ' Cheapと
は実際に用いられる単語としては目玉焼きのことだろうが、
”安くて美味い”というアルバム・タイトルにバブ・ロック
の矜持を感じてもいいだろう。この時期ポリドールに移籍
してギター・インストからスワンプ・ロックにシフトして
いたリンク・レイがエッグスとともにプロデュースを担当
したことも忘れられない。エンジニア欄にはフライング・
ブリトー・ブラザーズでもお馴染みのヘンリー・ルーイの
名前もある。

のちにオースティン・デ・ローンはコマンダー・コディ&
ヒズ・ロスト・プラネット・エアメン出身のビル・カーチ
ェンらとムーンライターズを結成。彼らのセカンド・アル
バム『Rush Hour』をニック・ロウがプロデュースしてい
るのは、そうしたパブ・サーキット時代からの信頼関係が
あってのことだった。

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by obinborn | 2013-04-22 23:05 | one day i walk | Comments(0)  

フッカーからモリソンへ、モリソンからフッカーへ

ジョン・リー・フッカーの魔力に取り憑かれてしまったのは
何時のことだっただろうか。最初は例によって「Boom Boo
m」の人というイメージで接し、Vee-Jay時代のベスト盤な
どを聞いていたのだが、やがてもっと初期のものへと溯って
いった。

48〜49年と最も初期に吹き込んだ音源をまとめた『アローン』
は大好きな一枚だ。バンド・スタイルではなく一人でフットス
トンプしながら弾き語るその姿に痺れてしまったのだ。その
粘っこい悪魔的なグルーヴは一見地味かもしれないが、やがて
離れられなくなってしまうものであり、ブルーズの背後にある
強烈なアフロ=アメリカンの色合いを強く感じてしまう。

ヴァン・モリソンはゼム時代からそんなフッカーに憧れていた
一人だ。ゼムではフッカーにしては異色のバラード「Don't Lo
ok Back」(これがまた良い!)をカバーしていたが、何より
も我流丸出しでモリソン自身が弾くギターにフッカーからの
影響が伺える。単弦でも復弦でもまるで叩き付けるように弾く
”乱れ打ち奏法”こそはフッカーの持ち味だが、それをモリソン
は実践している。

意外にもそんなモリソンのギターが聞けるのは『Hymn To T
he Silence』や『Too Long To Exsile』といった90年代に入
ってからのアルバムに於いて。きっとヴァン自身が思索の時期
を経て素直に自分のルーツと向き合った結果なんだろうな。
後者のアルバムではフッカーとの念願だった共演も「Gloria」
と「Wasted Years」で実現した。その交歓といったら!

そんなジョン・リー・フッカーの最もピュアで丸出しの姿を
伝える意味でも、『アローン』は、やはり忘れ難い作品集だ。

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by obinborn | 2013-04-21 23:18 | blues with me | Comments(0)  

でっかい音でやってくれ!

昨夜行われた辻堂・ブランディンのDJでも少しだけお話しさ
せて頂いたのだが、人に自分の音楽遍歴を端的に伝える際に
よく口にするのが、ぼくの場合「ビートルズは赤盤・青盤世
代です」といった言い回しだ。何だかんだと言っても、ビー
トルズはいつの時代でも大いなる共通分母なのだから。

あれは中学に入った1971年の頃だったと思う。従兄弟の家に
あった赤と黒を二人一緒に繰り返し聞いたものだった。その
2枚で初期と後期では音が違うんだな〜と漠然としながらも
気が付いたり、そこに収録されなかった曲を次第に聞いてい
くことで好奇心を育んだり出来たことは、今なお忘れられな
い原体験だ。

そんなぼくのより詳細な音楽遍歴は、かつてブログに記した
http://obinland.exblog.jp/17615655/
を参照にして欲しいけれど、あれから随分遠いところまで来
てしまったなあ(笑)

正直未だに音楽雑誌などでビートルズの特集が組まれたりす
ることには「何だかな〜」と思ってしまう。わけても気にな
るのは素直にその感動を書いた文章ならともかく、来日の際
に日航機のどこに誰が座っただの、サインの筆跡鑑定などの
オタクっぽいハナシにはうんざりしてしまう。そんなのロッ
クじゃないじゃん!などと年甲斐もなく叫びたくなってしま
うことさえある。

話が飛躍してしまったが、ビートルズの赤と青はそのまま
聞き手にとっても青年期の始まりと終焉のメタファーでもあ
ろう(いつかそんな確かな文章に出会ってみたい!)ジョン
・レノンが疲れた様子で歌う「Don't Let Me Down」にただ
ならぬ大人の気配を感じたのが、まるで昨日のことのようだ。

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by obinborn | 2013-04-21 18:19 | rock'n roll | Comments(0)