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オレンジ・カウンティの後期2作が待望の初CD化!

嬉しいことにオレンジ・カウンティ・ブラザーズの後期2作
『Cruisin'』(78年)と『Jump And Shout』(79年)が
今夏いよいよ初めてCD化される。トリオ傘下のショウボート
・レーベルに2枚のアルバムを録音したのちに日本コロンビ
アへと移籍。気持ちも新たに日コロのベターデイズ・レーベ
ルに残したこれらの作品は現在では入手困難だっただけに、
とびっきりの朗報と言えそうだ。

76年のデビュー以来ハワイ〜シスコと海外でのレコーディン
グ・ロケーションが続いたオレンジだったが、初めて国内の
スタジオでじっくり取り組んだのが『Cruisin'』であり、また
解散するに当たって有終の美を飾るべくスタジオに観客を呼
び制作された力強いライヴ作が『Jump And Shout』だった。

その2枚のライナーノーツを書くべく現在準備しているとこ
ろ。ちなみに今回のリイシュー・プロダクトに当たって担当
スタッフがリーダーである飯田雄一を訪ね『Cruisin'』のあ
りかを確かめようとしたところ、飯田曰く「どこかに行って
しまった」とのこと。永遠の風雲児とも呼ぶべき飯田さんを
物語るような何とも彼らしいエピソードですね(笑)。

なお同バンドのペダル・スティール奏者、谷口邦夫の取材は
こちらhttp://obinland.exblog.jp/18193421/で。オレンジ
の歴史を知るためにもぜひご一読ください。

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by obinborn | 2013-05-30 23:56 | rock'n roll | Comments(2)  

雨の夜、沼袋の老舗バーにて。

29日はアメリカ帰りのD氏と沼袋の老舗バー・エンゼ
ルにて一献。

チカーノ音楽の研究家であり、自らロス・ロイヤル・
フレイムズを組みスワンプ・ポップを歌い演奏してい
るD氏が、今回訪れたのは主にイーストL.Aと、ルート
66を下ってのネバダ州の町だ。それらの場所でロス・
ロボスとウィリー・G(ex:シー・ミッドナイターズ)
がともに「That's All」を歌い、テキサス・トーネイ
ドズとリトル・ジョーがジョイントするライヴを観ら
れたというから、彼にとっては生涯忘れられない体験
になったことだろう。

そんなライヴ見物ばかりではない。シー・ミッドナイ
ターズのメンバーが卒業したハイスクールを訪ね手厚
いおもてなしを受けたり、リトル・ジョー・バンドの
親戚に感謝されたりと、お話を伺っているだけでこっ
ちまで何だか温かく晴れやかな気持ちになってきた。

むろんD氏やぼくが愛好する音楽はこの日本ではメイン
ストリームではない。それでも彼のような熱心なファン
がその音楽が生まれた場所へと旅立つ。その町の匂いに
触れながら、音楽を育んだ土地や環境へと思いを馳せる。
忘れたくないことだ。

雨の夜にひっそり佇む私鉄沿線のバーは空席が目立つ。
それでも彼と話しているうちにいつしか時間を忘れる
ほどだった。

写真はイーストL.Aの大通り”Whitter Blvd." シー・ミッド
ナイターズを代表するR&B曲のタイトルにもなった。

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by obinborn | 2013-05-30 19:24 | one day i walk | Comments(0)  

知識でも語彙でもなく

ラズベリーズはぼくが中高時代(71〜76年)にヒット曲
を連発していたグループだ。彼らのレコードは持っているも
のもあればそうでないものもあるが、ヒット・シングルに関
しては殆ど耳タコ状態になるほど当時ラジオで親しんだ。

グループのソングライターであるエリック・カルメンの書く
曲が甘酸っぱく素晴らしいし、エッジの効いたギター・ロッ
ク・サウンドには今も胸のすく思いがする。後年になってパ
ワー・ポップの源流としてバッドフィンガー同様に再評価さ
れたことにも頷ける。写真に掲載したのは彼らのベスト・ア
ルバム。曲間を短くして次のトラックへとテンポ良く橋渡し
していく編集が実にいい流れを生み出している。

かといって今のぼくが日常的に聞く種類の音楽かと問われれ
ば違う。それでもたまに打ち合わせの喫茶店やロック・バー
でラズベリーズを耳にすると切ない気持ちになってしまう。

思えばぼくが知識を持たず、語彙すらも知らずに、されども
気持ちだけは真っ新だった頃に飛び込んできたのが彼らの音
だった。他人に自分がどう見られるかではなく、自分がどう
いう思いを抱えているのか。それはある種の青臭さでもあろ
うが、ラズベリーズが伝えるのは馬鹿正直なまでにそういう
ものだと今でも信じている。

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by obinborn | 2013-05-27 21:04 | rock'n roll | Comments(4)  

ブロンクスの路上シンフォニー

今までの人生のなかでぼくはたった一度だけ”出待ち”をした
ことある。それは忘れもしないローラ・ニーロの来日公演時
だった。彼女にとっては72年以来の二度めとなる94年の再来
日。渋谷のオン・エア・ウェストで行われた東京での3日間
公演のうち、ぼくは2月20日のライブを観ていた。

久し振りにその時にサインを貰った『Gonna Take A Miracl
e』を引っぱり出してみると、当時のチケットとフライヤーが
封入されていて思わず懐かしくなってしまった。あれから早
くも19年もの歳月が流れ、卵巣癌を煩ったローラはいつしか
亡くなり、ぼくはいつの間にか彼女の生きた時間よりも多く
の日々をやり過ごしている。

この『Gonna Take A Miracle』はローラが多感な時期に親              しんだドゥ・ワップやR&Bの名曲集だ。オリジナルズ、マー                  サー&ザ・ヴァンデラス、スモーキー・ロビンソン&ミラク                   ルズのモータウン・ナンバーもあれば、べン・E・キングの                   「スパニッシュ・ハーレム」もある。わけてもアルバム表題                   曲を歌ったロイヤレッツのレコードは探し出すのが本当に大                   変だったなあ。

カバー曲を通して原曲を辿っていく楽しさは何もローラに限
ったことではないけれども、このアルバムを聞いているとニ
ューヨークのブロンクスに生まれ、路上でストリート・コー
ナー・シンフォニーを仲間たちと分け合っていた彼女の若い
頃のことがとてもよく解るのさ。

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by obinborn | 2013-05-27 15:01 | one day i walk | Comments(0)  

盛況のうちにDJ会が終了しました!

25日は自由が丘・バードソング・カフェにて、ストーンズ
をシングル盤で聞こう!の会でした。来て頂いた皆様あり
がとうございました!お陰様で大変な盛況でした。店主の
梅澤くん、お疲れ様でした。
以下プレイリストです。

(Part 1)

Come On
Not Fade Away
Everybody Needs Somebody To Love
I Wanna Be Your Man
Confessin' The Blues
Around And Around
It's All Over Now
Little Red Rooster
19th Nervous Breakdown
The Last Time
I'm Free
Get Off Of My Cloud
(I Can't Get No)Satisfaction ~Uptight
The Under Assistant West Coast Promotion Man
〜Fanny Mae
She's A Rainbow
Dandelion
Let It Bleed
Street Fighting Man
I Don't Know Why
Jumpin' Jack Flash
Honky Tonk Women

(Part 2)

Brown Sugar
All Down The Line
Bitch
Let It Rock
Tumbling Dice
Star Star
Dancing With Mr. D
Doo Doo Doo Doo(Heart Breaker)
Happy
Run Rudolph Run
Make No Mistake
You Got The Silver
Little T& A
It's Only Rock N Roll
Ain't Too Proud To Beg
Crazy Mama
Miss You
Respectable
Beast Of Burden(Live)
Time Is On My Side(Live)
Undercover Of The Night
Start Me Up
Hang Fire
Mixed Emotions

(one more mile to go)

Waiting On A Friend

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by obinborn | 2013-05-26 07:59 | one day i walk | Comments(0)  

フラッシュさんでレコード探しを(5月下旬編)

24日はライヴのまえに下北沢のフラッシュさんで恒例の
レコード漁りをしました。バイトの給料と普段より弱冠
多めに原稿料が入ったので、また買ってしまいました。
相変わらずアホなオビンでございます(笑)。

以下、捕獲アイテムを。今回はLP1枚にシングル16枚で
した。

(Long Playing)

The Coon Elder Band /feat Brenda Patterson(米Mercury)

(7's)

The Beatles/I Wanna Hold Your Hand (米Capitol)
The Beatles/Day Tripper(米Capitol)
The Beatles/Rain (米Capitol)
Rolling Stones/(I Can't Get No)Satisfaction(加London)
Rolling Stones/Heart Of Stone(加London)
Rolling Stones/Get Off Of My Cloud(加London)
Rolling Stones/19th Nervous Breakdown(加London)
Small Faces/All Or Nothing (英Decca)
The Coasters/Charlie Brown(英London)
The Shirelles/Dedicated To The One I Love(英Toprank)
Ramsey Lewis Trio/The Pipper(米Argo)
Crarence"Frogman"Henry/I Don't Know Why(米Argo)
Bill Doggett/Backwoods(米King)
Oscar Tony Jr./Down In Texas(米Bell)
Booker T&MG's/Hip Hig-Her(米Stax)
Candi Staton/How Can I Put Out The Flame(米Fame)


目玉はブレンダ・パターソン(ソロ2枚あり)がのちに
組んだクーン・エルダー・バンド!ビートルズ&ストーン
ズも大充実(しかも各々500円!)クラレンス・ヘンリー
はむろんボビー・チャールズがソングライティングを担当
しています。ドゲッドとラムゼイのゴキゲンなR&Bインス
トにオスカーはエディ・ヒントンの曲(NGDBもやってい
た)。そしてキャンディ・ステイトンのFAME盤には思わ
ず嬉し泣きしてしまいました!コースターズの「チャーリ
ー・ブラウン」は、ザ・バンドにも影響を与えたと思しき
コーラスの掛け合いがたまらないのです。

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by obinborn | 2013-05-25 12:32 | one day i walk | Comments(0)  

いつもいっしょ

爽やかな余韻に包まれた一夜だった。それはとくに昨日と
変わるようなものではなかったし、明日になって劇的に変
貌を遂げるものでもないだろうが、今日もまた東京ローカ
ル・ホンクを聞いて良かったなと、しみじみ思わずにはい
られなかった。そんな彼らのライヴを24日は下北沢のフラ
テアにて。

手を伸ばせばステージに届いてしまうような小さな会場で
のアコースティック中心の演奏は久し振りのこと。ときに
木下弦二はマイクを通さずに歌ったし、新井健太、田中ク
ニオ、井上文貴によるコーラスに至っては全編ノンマイク
で通したが故に、普段にも増して親密感が溢れ出す。隅々
にまで歌が響き渡っていく。

あの懐かしい「ヒコーキのうた」で始まった第一部は、ホ
ンクの前身バンドである”うずまき”時代からのファンには
たまらないものだっただろう。小さな音でどれだけ伝えら
れるか。そのことに対し誰よりも一生懸命に取り組み、と
きに若さ故に過敏なまでになっていたという”うずまき”時
代の彼らをぼくは体験出来なかったのだが、しかしフラテ
アという会場の空気がそうさせたのだろうか、ホンクはう
ずまき時代の「海辺の家の一週間」や「心の行進」「おに
ぎりソング」などを束ねていく。それらの歌たちは今なお
無邪気なままであるけれども、イノセントをことさら強調
するメッセージ・ソングとはまったく異なる光と影を、月
と星を、昨日と明日との間をほのかに照らし出す。無垢を
声高に、あるいは説明的に言うのではない。ホンクたちは
むしろ言葉にならない小さな声に耳を澄ませ、音という絵
の具を使って、その日々をどこまでも柔らかくスケッチし
ていく。

「お手紙」で始まった第二部はエレクトリック編成による
逞しい響きが加わり、より膨らみのあるバンド・サウンド
が全開に。「お手紙」に続く「目と手」の鮮やかな光景が
愛おしい。この歌が子供に捧げられたものであれ、愛する
人との関係を言い含めるものであれ、「目と手」には少な
くとも他者との関係のなかで自分を発見しようとする弦二
の心映えがある。いつかぼくも沸き立つ雲のように昨日を
を思い、今日や明日の行き先を考えられたらなあ〜。

ステージはどんどん進んでいく。「いつもいっしょ」が言
い含めるものは、”いつもいっしょ”にいられなくなった人
たちのことでもあろう。昨日まで毎朝一緒にご飯を食べて
いた人が突如失われてしまうという残酷な物語であるかも
しれない。そうした含みにいつしか気が付く。明るい歌に
悲しみの表情が携わっていく。影が差し込んでいく。

最後の最後に奏でられたのは「車のうた」。「ハイウェイ
ソング」と並ぶホンクのこのロード・ソングには思いっき
り陽性の匂いがした。そう、彼らのハイエースを祝福する
かのように。

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by obinborn | 2013-05-25 03:55 | 東京ローカル・ホンク | Comments(0)  

誰の側でもなく

連合赤軍による浅間山荘事件は多くの人々に衝撃を与えま
した。私が中2の時に起きたこの事件をテレビで観た時の
記憶は未だ生々しく残っています。

既に多くが語られ検証され、また当事者たちのなかには故
人になった方もいますが、どんな高邁な思想でも集団がい
ったん暴走するとこういう悲劇的な末路を辿ってしまう。
そういうことを私は学びました。

イデオロギーでがんじがらめに人を縛ることには無理があ
ります。最近よく思うのですが、ときに左となり、またと
きに右となったりするのが本来の人間の姿ではないでしょ
うか? そのくらいの柔軟性があってちょうどいいと思い
ますし、カタルシスの発露という意味では左も右も実は同
じコインの表裏のような部分をどうしても感じてしまうの
です。

社会学者の宮台真司さんが述べられたように、二元論で
善悪を判断するのではなく、その人の考え方(依って立つ
ところ)が浅ましくないかどうか、邪心がないかどうか、                    人として不純物が混ざっていないかどうかを問うほうが遥                    かに大事だと私も思います。

最近ここを訪れて頂いた方々のためにも、私の社会的な立
ち位置を簡単に述べさせて頂きました。

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by obinborn | 2013-05-24 16:03 | one day i walk | Comments(0)  

そっと運ばれた言葉たち 磨き抜かれた音楽たち

初めて木下弦二と会ったのは忘れもしない07年の秋だった。
ちょうど彼ら東京ローカル・ホンクがセカンド・アルバム
『生きものについて』を発売したばかりの頃だった。

その時の弦ちゃんは自分のソングライティング以上にこの
バンドを知って欲しい、聞いてみて欲しいと必死で訴えて
いたように思う。

平易な言葉の豊かな連なり。ありふれた毎日に光を当てる
こと。東京ローカル・ホンクはそれをかけがえのない音の
束へとスケッチしてゆく。言葉にはそっと言い含めるよう
な願いがあるし、紡ぎ出していく音には修練を重ねた者た
ちならではの含蓄がある。ぼくはやがて彼らのことが好き
になっていった。たとえば「サンダル鳴らしの名人」を聞
けばハンド・クラッピングとともに町の様子が立ち上がっ
てくる。「拡声器」に耳を澄ませば人々の泣き笑いや阿鼻
叫喚が聞こえてくる。そして「おいのりのうた」の清冽さ。

あれから6年が経つ。私は明日も彼らの音楽を聞きにいく
ことだろう。

*     *     *

東京ローカル・ホンク 2デイズ

5月24日(金)下北沢・フラテア 18時半開場19時半開演
5月25日(土)渋谷・B.Y.G 18時半開場19時半開演

今回は24日が主にアコースティックもしくは小さな音、25
日がエレクトリック編成になる予定です。

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by obinborn | 2013-05-24 01:35 | 東京ローカル・ホンク | Comments(0)  

吠えるひと

ぼくには敵が多い。それはたぶんお友だちごっこをしたり                    ツルんだりするのが好きではなく、常に個人として言いた                    いことを躊躇せずに発言しているからだろう。そうさ、そ                    れでいいのさ。オイラは吠える狼さ!(笑)


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by obinborn | 2013-05-23 15:27 | one day i walk | Comments(0)