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熱く燃え上がったパブ・ロック・ナイト!

渋谷Bar FACEで昨夜行われたPUB ROCK NITEはお陰様で大変な
大盛況になりました!音楽とともに多くの方がフロアで踊り出す
といったパブ・サーキットの真髄を筆者もビールとともにたっぷ
り味わいました。ご来場頂いた方々、こんなポンコツな私をゲス
トDJに招いてくださったスタッフの方々、そしてとても感じのい
いお店のマスター(失くしたスマホ西所沢の駅で誰かが届けてく
ださいました~ご迷惑お掛けしました)に心より感謝致します!
パブ・ロックの有名どころはきっと皆さんが回すだろうと思い、
また極力重複を避けるため、私の選曲テーマは勝手に”裏パブ・
ロック”でした(笑)来て下さった山本シラスくんの言を借りれ
ば「超変化球だが、良い!」皆さんにも楽しんで頂けたみたい
で一安心です。またやりましょうね!以下が私のプレイリスト
です。
*     *     *
1 JOHNNY BURNETTE TRIO/THE TRAIN KEPT A ROLLIN'
2 THE SONICS/PSYCHO
3RUBEN &THE JETS/SHOW ME THE WAY TO YOUR HEART
4 BRUCE SPRINGSTEEN/THE E STREET SHUFFLE
5 J.GEILS BAND/SOUTHSIDE SHUFFLE
6 MITCH RIDER/DEVIL WITH A BLUE DRESS ON~GOOD G
OLLY MISS MOLLY
7 YOUNG RASCALS/WHAT IS THE REASON( FOR FALLING
IN LOVE)
8LOS LOBOS/COME ON LET'S GO
9 JOE KING CARRASCO/MEZCAL ROAD
10 ASLEEP AT THE WHEEL/ROUTE66
11 BUDDY HOLLY& THE CRICKETS/OH! BOY
12 GRAHAM PARKER/LOCAL GIRLS
13 DR.FEELGOOD/ VIOLENT LOVE

(BACK 2 BACK)
1 GRAHAM PARKER/SATURDAY NITE IS DEAD (写真5枚)

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by obinborn | 2014-08-31 15:42 | rock'n roll | Comments(0)  

ヘリポーターズとコスモポリタン・カウボーイズ

8月最後の金曜29日は荻窪のルースター・ノースサイドでヘリ
ポーターズとコスモポリタン・カウボーイズのツーマン・ライ
ブを。斯界のトップ・バンジョー奏者である原さとしを擁した
新ユニットのヘリポーターズはブルーグラスに留まらないフレ
キシブルな演奏が魅力のトリオで、とくにドラムスの植村昌弘
のブラシを活かしたリズミックな展開が鮮やかだった。ギター
の渡邊賢一と原との丁々発止にしても、単なる名人芸というよ
り、もっと無邪気に互いの音と触れ合っていく様子が新鮮だっ
た。基本はインストゥルメンタルなのだが、最後はロンサム・
ストリングス同様に原がヴォーカルを取るオールマンズMidni
ght Riderで味わい深く締めた。

対するコスモポリタン・カウボーイズは自ら”脱法カントリー”
を標榜するようにロック心溢れる自由奔放でパンキッシュな演
奏が魅力。ぼく自身もう10年以上観て来たバンドだ。出産のた
めメンバーから離脱せざるを得なかった東野りえの、ゆったり
と間合いを取ったドラムスがぼくは好きだったのだが、この夜
2バンドを兼任した植村のアグレッシブに攻め立てていくプレ
イにも感動した。その植村に刺激されてかリーダーのハル宮沢
もギターや歌へとアクティブに舞い上がっていく。ゴスペル・
ソングのJesus On The MainlineとヘンドリクスのVoodoo Chile
を何の違和感もなく繋げてしまう辺りに、ハル宮沢ならではの
冴えやセンス・オブ・ユーモアを感じずにはいられなかった。

そして筆舌に尽くし難かったのが、コズモズと原さとしの共演
だ。初顔合わせとは思えないほどぴったり息の合ったプレイは
互いにとても楽しそうだったし、コズモズのパパ藤原とのダブ
ル・バンジョーにハル宮沢による激情のストラトキャスターが
唸りを上げながら連なっていく光景は、ときに時代から冷笑を
浴びされられてきた東京アンダーグラウンドの風雲児、ハル宮
沢が遂に勝ち得た誇らしい凱旋である。ジャイアンがベースで
底辺がっつりと支え、多田葉子がソプラノやアルト・サックス
で彩りを加えていく。メンバー全員がアイコンタクトをしなが
ら最後の総力戦へと挑んでいく。

(写真は左から原さとし、筆者、ハル宮沢)

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by obinborn | 2014-08-30 01:44 | one day i walk | Comments(0)  

批評に於ける最低限のルール

何でも文壇には作家と批評家との間に不可侵条約のような慣習
があるらしい。それ自体私には不可解なのだが、互いのフィー
ルドを冒さないという暗黙のルールが守られているらしい。と
ころが私の尊敬する桐野夏生さんはそれを自ら破り、批評家と
あえてバトルを繰り広げたことがある。作品があれば批評も生
まれるという大前提を広く理解してもなお、理不尽な内容なも
のと感じたら異を唱える。そんな桐野さんの姿勢を目の当りに
して私はますます彼女のファンになっていった。

アマゾンのレビューなど無視すればいいじゃないかという声も
あるけれど、私も今回は桐野さんと同じ立場である。どんな批
評があっても然るべきだが、ある一定のルールから逸脱したそ
れに対しては大いに声を上げたい。大人気ないだって?それが
大人なら私は子供で結構ですよ(苦笑)とくにアイム・ノット
・ゼアなる人物のレビューは何だか作品の前に悪意のみを噴出
させているようで醜い。とくに犯人探しをする気にはなれない
が、こんなものはレビュー以下ですよ、とここではっきりと言
わせて頂く。「ルールからの逸脱」とは言うまでもなく作者の
意図を汲もうとする努力や理解なしに無意味で否定的な言葉を
並べ立てるような幼児性のことだ。ここにアマゾンだからとか
何でもありだからといった言い訳は通用しない。何故なら言葉
を扱うという一点に於いて、ネットも紙メディアも匿名も実名
もそれぞれ最低限の注意を払わなければならないからだ。

私はここが炎上マーケットになることを望んでいないし、本来
楽しい「音楽の語らいの場」であることを重々承知している。
訪問者の皆さんにも迷惑を掛けたくない。ただアイム・ノット
・ゼア氏のような理不尽な行為に対しては、きちんと異を唱え
ていこう。そして幾人かのレビュワーの方が書いてくださった
言葉や、リアルな世界で声を掛けてくださった方々の思いを糧
にこれからも文章を書いていこう。

小尾 隆
2014年8月
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by obinborn | 2014-08-29 06:44 | one day i walk | Comments(0)  

夏の終わりに東京ローカル・ホンクを

その歌はとくにあからさまなメッセージを発するわけでもなけ
れば、特定の誰かを責め立てるわけでもない。それどころか、
もっと穏やかな日常のスケッチといったところだ。言葉が平易
であるぶんイメージ豊かに幾多にも広がっていく余地があり、
聞き手たちはそこに故郷のような温かみを覚える。そんな東京
ローカル・ホンクの8月最後のライブを26日の横浜サムズアッ
プで。ここのところツーマンが続いていたホンクが、彼らの重
要なベースであるサムズでワンマンを行うのは久し振りのよう
な気がする。明晰な発声で歌われる歌や、弾力のある精緻な演
奏は5〜6年前とちっとも変わらない。それでも何人かのファ
ンが入れ替わり、新しい曲が増え、その分登場する機会が減っ
た演目もあるといった具合だ。多かれ少なかれ、歳月とはそう
いうものだが、木下弦二のほっこりした歌を聞いていると、そ
んな些細なことはもうどうでも良くなる。能天気なのではない
。むしろ、弦二も他のメンバーも敏感過ぎるほど社会の変化を
感じ取っていることは各自のFBなどでも理解出来る。ただ、そ
のシリアスさをソングライティングに持ち込むことに弦二は以
前にも増して慎重になっていると思う。きっと彼は解っている
のだ。直接的なプロテストソングの限界を。他人に放った矢が
自分に返ってくることを。英雄的な態度の危うさを弦二はたぶ
ん音楽家としての直感で理解出来ているはず。新しめのナンバ
ーで辛辣な歌を探すとしたら、ジョン・レノンばりに赤裸々な
「身も蓋もない」になるのだろうが、その歌でさえ反抗的な態
度以前に彼らしい自問がある。正確な引用ではないが歌詞には
こんなフレーズがあった。「ブルーズなんて習い事さ。ロック
ンロールなんて借り物さ」まさにそんな地点から弦二は自分の
歌作りへと向かっていったのである。とくにこの夜印象的だっ
たのはブルース・スプリングスティーンを引き合いに出した場
面。弦二曰く「スプリングスティーンにとってストリートがリ
アルなのと同じように、ぼくにとっては戸越銀座の商店街がと
ても大事なんです」といった旨である。そんなMCに導かれな
がらノンマイクとアカペラで歌われた「サンダル鳴らしの名人」
が、染み入るように夏の終わりを慈しんでいった。

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by obinborn | 2014-08-27 01:13 | 東京ローカル・ホンク | Comments(0)  

いつか新しい日がやって来る

素晴しいライブの翌日はただただボ〜っとするのみだ。その
夜の余韻に浸り、いささか飲み過ぎた身体を休めつつ、とき
に当該アーティストのアルバムを聞き直したりもする。この
10年余り個人的には長年勤めてきた会社を辞めたり、フリー
ライターとして(形ばかりの)独立をしたりと波乱万丈の歳
月だったけれども、いいライブの翌日は何もしたくないとい
う気持ちは今も変わらない。昨日、ステージ終了後にムーさ
んと話したこと。それはぼくは演奏家ではないからきみたち
の領域は侵害しない。ただそのぶん聞き手に徹するよ。聞く
からにはきちんと聞くから。そんな会話だった。彼女もその
ことに頷いてくれた。何でも、ムーさんのドラムス・テクニ
クス担当の方がかつて同じようなことを話されたとか。そん
なお話を伺ってぼくは何だか嬉しくなってしまった。きっと
そのドラム・テクニシャンの方は、しっかり自分の仕事や役
割について把握されていたのだろう。一定の年齢を過ぎた今
もなお聴衆たちの声援を浴びている中原由貴さんのような音
楽家はそれだけで幸せだとぼくは思う。その才能や不断の努
力の前でぼくは言葉を失う。ならば自分は文章で音楽を伝え
ようと思う。キーを合わせればいくらでも演奏側に立つこと
は出来るだろう。しかしぼくはそれをしない。きっとそれは
彼らや彼女らに対して失礼だという思いがあるからだと思う。
個人的な思いになって申し訳ないのだけれど、ぼくが今回
『パブ・ロックのすべて』を出して、真っ先に献本したいと
思ったのは中村まりさんと中原由貴さんのお二人だった(
オビン女性には何とも甘いのだ〜笑)その両方が実現出来て
良かったと思っています。いつも素晴しい音楽を届けてくれ
てありがとう!

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by obinborn | 2014-08-24 18:52 | タマコの人々 | Comments(0)  

8月23日〜The Vout、双六亭、サザンライツ

素晴しい夜だった。The Vout、双六亭、サザンライツと互いに
仲良く、ある種の敬意を払っているバンドどうしの気持ちのあ
りようが、客席にいるぼくにもしみじみと伝わってきた。そん
な彼らの3マン・ライブを23日は東中野のYES! にて。彼らに
共通しているものを探すとしたら、ぶきっちょながらも借りも
のでない自分たちの音楽を届けようとしていることだろうか。
その骨太な歌心が何の虚飾もなく伝わってきた夜だった。スリ
ーピース編成で日本語のオリジナル曲を演奏するThe Voutが
描き出す世界はぼくの暮らす毎日とさほど変わりないものだし、
KOMIによるアレックス・チルトンばりのギターも胸に迫った。
彼自身に話を伺った限りでは「まだまだです!」とのことだっ
たが、本当の意味でのロックンロールを解っている奴なんだ!
と心躍った。次に登場した双六亭もニシイケタカシのぶっきら
ぼうだがよく通るヴォーカルが胸を焦がしていく。バンド自体
も長い下積みを感じさせる強力なもので、終盤で繰り広げられ
ていった長尺ファンク曲に彼らのとんでもない実力を垣間見る
気がした。この夜最後を飾ったのはサザンライツ。自分たちが
好きになった音楽、憧れた音楽に対して彼らはどこまでも素直
にアプローチするのだが、単なるカバー・バンドには成し得な
い日本語の翻訳が愛おしい。演奏では山本シラスとタージが互
いに交換し合うギター・フレーズ、ジャスミンが繰り出してい
くシンコペイト感覚溢れるキーボードが深く心に刻まれた。こ
うした鷹揚なタイム感を携えたサザンライツ、素敵過ぎます!
写真は双六亭の尊敬するドラマー中原由貴さんと。彼女の存在
なしにぼくは『パブ・ロックのすべて』を書き上げることはな
かった。

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by obinborn | 2014-08-24 02:15 | タマコの人々 | Comments(0)  

佐野元春〜SOMEDAY再現ライヴ

音楽家にとって最も大事なのは現在だ。でもたまには昔を振り返
ってみるのも悪くない。ましてそれが人々に愛された名作ならば
なおさらだろう。そんな気持ちで友人から渡されてきた佐野元春
『サムディ』再現ライヴの映像を観た。昨年の11月に行われたこ
のコンサートのため、ハートランドからホーボー・キング・バン
ドまでに至る多数のバンド・メンバーが招集され、旧交を温めリ
ハーサルを重ねながら、当日の緊密な演奏へと結び付いていった。
オリジナル・リリースからは何と30年の歳月が流れている。そこ
にある種の懐かしさや感傷が混ざっていたとしても、誰がそれを
否定出来るだろうか。むしろ演奏家たちも聴衆たちも互いに今も
元気な姿でその場を分かち合えたことに感謝したい。

実際良く出来た名作アルバムだが、長い歳月を経て今の地点で歌
われることに多くのリスナーは価値を見出したはず。振り返れば
やや生意気で無鉄砲な青春群像を散りばめた『サムディ』の楽曲
群。ぼくにもその一つ一つが染み付いているが、大きなテーマと
して流れているのは無邪気な青年がいつしか現実に押し流され、
喪失を意識しているといった姿だ。佐野元春本人にとっても遅咲
きのデビューを経たのち、20代半ばにこの作品を作り上げた意味
はとてつもなく大きなものだったに違いない。そんな記念碑をか
つての切迫感とはまた少し違う寛容な歌と演奏で届けたことに、
この『名盤ライヴ』の意義があったと信じている。

もう遥か彼方の光景だ。自分にもこんな壊れやすい感情や心の襞
が残っていたのだという驚き。若さという特権(若者は誰もが自
分は防弾チョッキを着ていると思いがちだ)。バッドボーイズ系
の日本のロックンロールには求められなかったメロディの確かな
輪郭。それらを久し振りの『サムディ』アルバムやその日のライ
ヴ演奏とともに思い起こせる人たちは幸せだ。ステージの序盤、
佐野は「サムディのコンプリート・ライヴ?まさかこんな日が来
るとは思わなかったよ」とMCした。そこにはありがちな自嘲で
はなく、長い歳月に耐えながら導かれてきた幾つかの確かな輝き
があった。

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by obinborn | 2014-08-21 18:50 | rock'n roll | Comments(2)  

16日はパイレーツ・カヌーと中村まりを青山CAYにて

いやあ〜楽しかった!互いに共通の音楽基盤がありリスペクト
し合っている者どおしの共演だけに清々しい余韻が最後まで残
った。そんなパイレーツ・カヌーと中村まりのツーマン・ライ
ヴを16日は青山CAYにて。しかも特別ゲストとして先日新作を
リリースしたばかりのスーマーと彼のプロデューサーでもある
桜井芳樹が招かれるなど、忘れられない一夜となった。あまり
に素晴しくちょっと言葉にならないほどだが、ルーツ音楽に目
配りしながら時にやんちゃな表情を見せるカヌーと、淡々とし
つつ磁力ある土臭い世界をじわじわ押し出していく中村まりが、
局面局面で互いのメンバーを加えたりしていくことで、いつも
のそれぞれのパフォーマンスとはまた異なる膨らみが増してい
った。むろん中村と普段から帯同することの多い原さとしと安
宅浩司の控えめなサポートもキラリと光り、異例とも言える正
味4時間!があっという間に過ぎていった。思えばぼくの息子
や娘たちと言っても過言ではない彼ら彼女らによる若い世代が
いつしかアメリカ音楽やアイルランド音楽の根っ子と触れ合い、
驚き、仲間たちと手を携え歌や楽器をともにしていく。いわば
軽音サークルのようなノリから始まったカヌーや中村。そんな
若い人達が時流に流されず、辛抱強く自分たちの歌を歌い、東
に西にステージを重ね、土に水を撒いていったら、いつの間に
か花や草木がすくっと育っていった。そんな感じだろうか。ま
だきっと本人たちも気が付いていないような大いなる果実。た
とえ風の日であっても雨の日であっても、それが朽ち落ちるこ
とはないだろう。たとえ夏が過ぎ厳しい季節を迎えたとしても、
彼や彼女たちは昨日と同じようにきっと歌い続けることだろう。

写真は終演後の打ち上げ時にL→R小尾、中村まりさん、スーマ
さん、桜井芳樹さん

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by obinborn | 2014-08-17 01:58 | 中村まり | Comments(0)  

大きな神話、小さな物語〜戦後69年めの夏に

大きな神話に立ち向かうためには個々の小さな物語が必要だ。
つまり歴史という巨大で手に負えない事象であっても、個々
の体験に照らし合わせて紐解いていけば自ずと道は開けてく
る、というのが私の基本的な考え方だ。私の父は戦時下気象
の実務を得ていたので兵役招集されることはなかった。母は
旧満州に疎開したのち命からがら日本へと帰ってきた。いず
れも戦後すべてが失われゼロになった時点から新たに生計を
立てそれから間もなくして私が生まれた。ちなみに叔母は戦
前と戦後に母を含む計5人の子供を生んだが父親は戦前後で
異なる。それはともかく戦後の復興期を経て高度成長時代と
ともに育った私は典型的なベビーブーマーであり、戦争を知
らない昭和のおよそ第二世代となったが、今こうして享楽の
時代から振り返ると子供の頃は何だか貧乏だった記憶もある。
やがて電気冷蔵庫、自動洗濯機そしてカラーテレビが我が家
にやってきた。その間も両親や親戚からはことあるごとに戦
争の悲惨さを聞かされ続けた。

不幸なことは誰もが皆熱病に冒されたように愛国を信じ込ま
され、日本の勝利を根拠なく夢見て、間違った悪夢へと突き
動かされていった事実だ。実際ノーと言えば非国民扱いされ
る恐怖があったのだから、いかに情報統制された暗い時代だ
ったかが解る。私が集団とか仲間とかいったものと距離を置
き常に「個」でありたいと願う原点はこうした戦時体制と、
もう一つ全共闘世代の妄信だった。この平凡な人生には楽し
いことも悲しいこともあったが、総じて半生を振り返ってみ
れば集団主義への懐疑があったと思う。人と自分では違う。
そのことをまず認識するのがデモクラシーの基本だ。

戦後69年めの夏を迎えた今、不幸だなと思うのは左派と右派
が互いに相容れないままそれぞれの場所で論陣を張っている
点に尽きる。原発問題にせよ靖国問題にせよ、そして戦後の
捉え方にしてもそのように分断された姿が日本という国の複
雑さを象徴しているのかもしれないが、もっと歩み寄れる了
解点があればと願わずにはいられない。大きなものは捉えに
くく、その分一端巻き込まれたら二度と引き返せなくなる。
そんな時、私は昭和の子供だった自分のこと、両親や親類か
ら伝え聞いた戦争体験に立ち返りながら考え続けることだろ
う。

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by obinborn | 2014-08-15 15:18 | one day i walk | Comments(0)  

三鷹バイユーでのDJ会!

昨日(12日)に行われた三鷹バイユーゲイトでの「7インチ
会」は最高に楽しかった。巨匠から若手まで計5人のDJがこ
だわりの選曲でシングル盤のみのガチンコ対決!そんな互い
を刺激し合うような3時間半だった。むろんお客さんも沢山
集まってくれて心強かったのだが、個人的にとくに嬉しかっ
たのはもうたぶん5年くらい会っていないバンドマンの遠藤
くんが来てくれたことだった。彼はオルタナ・カントリーに
影響された知る人ぞ知るフォーピース・バンド、サドルズの
中核を担うギタリスト。遠藤くんとは以前少しライヴの場で
話しただけなのだが、そんな彼がぼくのことを忘れずにこの
日訊ねてくれた。勿論DJ本編も大盛り上がりで最後は新井く
んが回したミッチ・ライダー&ザ・デトロイト・ホイールズ
に会場はいつの間にかダンス・フロアに(笑)それはともか
く、ぼくのプレイリストを最後に記しておこう。みなさん、
お忙しいなかありがとうございました!

*       *      *

Jesse Winchester/That's The Touch ILike
Canonball Addrley/Mercy,Mercy,Mercy
Gene Chandler /Duke Of Earl
Jerry Butler / I Dig You Baby
Laura Lee / If I'm Good Enough To Love
同 / Women's Love Rights
Bobby Bland / These Hands(Small But Mighty )
Junior Parker /Someone Somewhere
Bobby Womack /More Than I Can Stand
Syl Johnson / We Did It
同 / I Only Have Love
The Showmen /It Will Stand
Jeanie Greene /Only The Children Know

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by obinborn | 2014-08-13 01:40 | one day i walk | Comments(0)