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佐野元春&コヨーテ・バンドが2014年秋の全国ツアーへと旅立った。

どこまでもラウドに荒れ狂うギター・ロック。まるで地響きのよう
な逞しいバンド・サウンド。28日に川崎チッタで行われた佐野元春
&コヨーテ・バンドのライブは、そんな佐野の現在をくっきり伝え
るものとなった。彼より一世代若いコヨーテ・バンドのメンバーが
招集された初めての成果が07年の春にリリースされた『COYOTE』
だったが、その地点から彼らは傑作『ZOOEY』を13年の3月に生
み落とすまでに至っている。現在レコーディングされている真只中
の新作を含めれば、今回のツアーはコヨーテたちの新曲を含めた最
も新しい報告といったところだろうか。

これから始まる全国ツアーの初日というだけあってオーディエンス
たちの熱量ははちきれんばかり。むろん80年代の若く無防備な日々
とは異なるのだが、そこには歳月を経て思慮を重ねた大人たちの経
験が活かされ、そんな彼らが過去からけっして途切れることなく流
れる川のようなものを再確認する慈しみの感情にも満ちていた。曲
目の紹介は当然ながら最小限に食い止めたいと思っているが、前述
したコヨーテ・バンドとの2作が軸となり羽根を伸ばしていったこ
とは間違いあるまい。若いカップルの営みをシンプルなスカ・ビー
トに託した「食事とベッド」が終わると、次にはあの壮大な物語
「詩人の恋」が歌われていく。この2曲が続けて演奏されながら
描かれる光と影。もしくは苦みを伴っていかざるを得ない時間と
いう魔物。私たちはそのことを知り、21世紀という抜き差しなら
ない荒野へとまた新たな一歩を踏み出していく。

波や風が突然町を襲い、魔物のようにその手を伸ばしてゆく。
針はレッドゾーンに達し、もう何の痛みも感じ取れないほどだ。
しかし、それでもなお私は昨日までと同じように佐野元春の歌を
繰り返し聞き続けることだろう。

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by obinborn | 2014-09-28 23:41 | rock'n roll | Comments(3)  

9月のザディコキックス

27日に池袋のフリーフロウ・ランチで行われたザディコキックス
のライブは、神々しいまでの高揚に満たされていた。恐らく来月
末に発売される彼らのセカンドアルバム『CREOLE GOT SOUL』
を完成させたという達成感が含まれていたのだろう。2ステージ
たっぷり南ルイジアナの匂いを振りまくナイスなパフォーマンス
となった。序盤はツイン・フィドルで始まるOLD CARPENTER'S
WAITZからALLONS A LAFAYETTEへと連なるケイジャン風味を
まぶしながら、次第にザディコの黒く濃密なグルーヴへと客席を
巻き込む展開が染み渡っていった。脇役と思われがちな竹内文科
と中林麻里子のラブボードやトライアングルも、実はバンドを推
進させる起爆剤のど真ん中であることをじわじわ伝えるし、ト
ゥーツ&ザ・メイタルズのスカ・ナンバーMONKEY MANや、オ
レンジ・カウンティ・ブラザーズのLINDA BELLEといった選曲も
キックスの柔軟な音楽嗜好を指し示す。むろんブーズゥ・チャー
ヴィズのPAPER IN MY SHOEや、10年ぶりに演奏したというク
リフトン・シェニエのALL NIGHT LONGに至っては、まるで本場
ルイジアナのザディコ・バンドが池袋の週末に到来したかのよう。

誰かに頼まれて始めたわけではない。あらかじめ約束された土地
を目指したわけでもない。むしろザディコキックスはこの長い10
年あまりを試行錯誤や、つい自虐的になってしまいがちな感情を
飼い殺しながら演奏し続けてきたのだと思う。守るべき自尊心と
自暴自棄や自己憐憫になってしまいがちな気持ち。それらの間を
彼らはしっかりと切り抜けながらここまで辿り着いた。そんなこ
とを思わずにはいられない最高のギグだった。

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by obinborn | 2014-09-28 02:13 | one day i walk | Comments(0)  

中村まり、スーマー、原さとしによるBANJO NIGHT

バンジョーという楽器がこんなにも彩り豊かなものだったなんて!
そんなことを思わずにはいられないBANJO NIGHTを23日は世田谷
の巣巣にて。何でも中村まりが以前からそっと温めてきた企画だっ
たらしく、この夜は斯界のトップ・プレイヤーである原さとしと、
先日新作を出したばかりのスーマーを両脇に配しながら、中村も自
らバンショーを弾くなど、まさにバンショーずくしの一夜となった。
選曲は自然とその楽器を活かしたオールド・タイムやブルーグラス
中心になるのだが、そこに各自のオリジナル曲が無理なく溶け込ん
でいく様は、1940年代のアパラチア地方と今現在の東京での暮らし
とを自在に跨ぎながら、両者を繋ぎ止める静かな情熱に満ちていた。

こうやって帰りの電車のなかで思い起こしていくだけでも、例えば
スーマーの実直そうな歌はウディ・ガスリーが生きた時代を自分の
物語としてしっかり引き寄せていく力があったし、中村まりのヴォ
ーカルが普段にも増して野性的となり、まるで野ウサギのように駆
け巡っていく様は、普段から中村のライブに通い慣れた筆者にとっ
ても驚きの連続だった。素晴しい自作曲は勿論、ロン・セクスミス
からポール・マッカートニーまで彼女のステージは自在に飛躍する
のだが、今夜はまるで「私の故郷はここです」とでも言いたげな
求心力に胸をかき乱された。そして原さとしのさりげない存在感は
どうだろう。アメリカ音楽研究家でもある彼らしく、この日は遥か
昔のミンストレル・ショウ時代に使われたバンジョーを駆使しなが
ら、ペリーが黒船に乗って日本にやってきた時代にまで溯っていっ
たのだが、まるでブルガリアン・ヴォイス(ご本人は確かモンゴル
地方の音楽とおっしゃっていた)のような倍音で自ら歌う地響きに
も似たヴォイシングは衝撃的ですらあった。また第二部のイントロ
ダクションとして彼がソロで始めたインスト曲には日本古来の民謡
に通じるワビサビがあり、この人の底知れぬ根っこに触れる思いが
した。

故郷の温かさに包まれるような中村のオリジナル・ソングGOING
BACK TO MY HOMEで本編が終わる。左端にいるスーマーは一切
弾かずバンジョーを抱えたまま、彼女の歌に聞き入っている。ス
ーマーの人となりを感じる瞬間だ。そして原さとしは中村の歌に
しっかり寄り添いながら、まるで影絵のようなフレーズを最後ま
でしっとりと繰り出してゆく。

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by obinborn | 2014-09-24 02:14 | 中村まり | Comments(0)  

佐野元春〜彼は私小説的ではないソングライティングを目指した

(佐野元春VISITORS:続き)小川洋子さんも番組で指摘されてい
た通り、佐野元春というソングライターが画期的だったのは、従
来の”私小説”的なフォーク歌手たちが陥っていた「自分は寂しい。
私は悲しい」といった自己憐憫的な世界と距離を置いていたから
だと思う。書かれた歌がたとえ一人称を用いていたとしても、そ
れは彼の単純な心情吐露ではなく、作者が歌を観察しながらスト
ーリーを紡いでいくような客観性があった。だからこそ逆に聞き
手はその”物語”に登場する彼や彼女に自分を投影出来た。VISITO
RSアルバムのなかでは、孤独感が際立つ「ブルーな日曜の朝」に
しても、怒りを表明した「君を汚したのは誰」にしても、個人の
感情はちょっとしたワン・フレーズだけに抑えられ、そのぶん映
像を喚起させる歌詞を吟味したり、単語の連なりをビートに乗せ
たりすることに細心の注意が払われている。
*      *      *

小川洋子さん「自分で小説を書きたいんだけれど、どうしたらいいかわからない状態の時に、文学の世界で突然現れたのが村上春樹で、音楽の世界では佐野元春だった。ふたりの先輩が言葉と音で作っている世界が、自分もなにか作りたいって気持ちを生み出してくれる力があった」

小川洋子さん「私小説とは全く違う場所にも小説があるってことを村上春樹が示したように、佐野さんも俺をわかってくれっていう詞じゃない、聴き手ファンを鏡にして自分を映す、そういうタイプの作り手っていうのはあんまりいなかったってことでしょうかね」

(番組中の小川さんの発言はAZAZさんのご協力を頂きました。あ
りがとうございます)

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by obinborn | 2014-09-22 08:28 | one day i walk | Comments(2)  

佐野元春『VISITORS』

21日はNHK/BS特番『名盤ドキュメント〜佐野元春VISITORS』
を観ました。番組終了後、ぼくは以下のツイートをしてみまし
た。長々しいテキストを書くよりも簡略化された短文で伝えた
ほうが、ヒップホップに触発されたこの革新的なアルバムに相
応しいと思えたからです。それではどうぞ!
*     *     *
VISITORS:佐野元春says「ぼくより若い人達がこのアルバムに戸惑うのは受け止めることが出来た。それは兄貴一体どうしたの?という気持ちかもしれません。でもぼくより上の世代が『訪問者たち』を否定するのはどうかと思った」(大意として)

VISITORS:番組のゲストではぼくの知らないラッパーの発言がとても興味深かった。彼はこんな旨を語っていた「とかく内向きになりがちな時代。だから外に出てもう一度刺激を受けてみることが必要かもしれない」

VISITORS:シャドウズ・オブ・ザ・ストリートという個人的な体験の歌をけっしてアルバム本編に採用せず、後年になってからそっと7'インチ盤に収録したことも佐野元春らしい客観性だと思った。心情吐露だけなら誰でも出来る。でも彼はそれを善しとはしなかった。

VISITORS:ヒップホップ・カルチャーに刺激され、すべてのギアをゼロに戻して作られた極めて動的なアルバム。ラップを鋭く取り込みつつ、決して物真似に終わらなかったのは、佐野元春という作家による高い抽象性のせいだと思う。SUNDAY MORNING BLUEの抑えた表現が際立つ。

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by obinborn | 2014-09-22 01:30 | one day i walk | Comments(1)  

思い出の中古レコード店

思い出の中古レコード屋さんといったら、かなりあります。思い
つくままに挙げていくと、銀座に2店あった老舗ハンターで出会
ったロニー・レインのファーストは大袈裟に言えばその後ぼくの
人生を決めてしまったようなものですし、高田馬場のタイムにも
学生時代よく出向きました。誰もが多かれ少なかれ似た体験を持
っていると思いますが、新譜一枚を買うのと同じ値段で中古盤を
3枚購入出来ることを知った時の電気的衝撃は今もなお鮮やかで
あり、そこからどんどん音楽的好奇心を広げていったのです。地
元の江古田では何といってもおと虫の存在が光っていました。至
近距離ということもあり、一時期はほぼ毎日通って店員さんに呆
れられるほどでした。今回はあくまで中古盤店が対象なので江古
田のテックスメックス専門店(以前はロック喫茶だった)CLAN
や吉祥寺の芽瑠璃堂、青山のパイドパイパー・ハウス、武蔵小山
のペットサウンズ(最高のロック・バンド、ホンクとの出会い!)
などは割愛しますが、それらのお店もまたぼくにとって大いなる
”スクール”であり”教師”であったことは論を待ちません。

今の若い人にはなかなかピンと来ない話かもしれませんが、かく
の如くあまたの中古盤店こそは音楽の交差点でした。80年代にな
ってから開店した下北沢のフラッシュ・ディスク・ランチにも、
開店当初からマメに通っていました。そのフラッシュなり、おと
虫なりが今なお時代の逆風にもめげず頑張っている姿を拝見する
のは嬉しいことです!と同時に今なお足げくそれらの中古盤店に
通い続けている自分に呆れてしまうのも確かですが(笑)そして
勿論ディスクユニオンのとくに新宿店やお茶の水店では言葉にな
らないほどに、レコードとの大切な一期一会がありました。

CDなりダウンローディングなりへのアンチとしてのアナログ盤
の良さという比較論はもう結構ですし、それらのマーケットを見
込んだつもりの渋谷HMVには露骨な態度が透けて見えるようで、
筆者は何故か少しも心が動きません。レアな高額盤を偉そうに壁
掛けし勝手に博付けしているような店は、昔っからあまり縁がな
かったですね。それよりもダグ・サームが死んだ日、それを伝え
に行ったぼくを優しく受け止めてくれた下北沢HOY! HOY!RECO
RDSの兼藤さんの姿がずっとずっと忘れられません。

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by obinborn | 2014-09-16 19:01 | one day i walk | Comments(5)  

「貸し切り」というアティチュードの弊害

先日知り合いの音楽バーに行ったら、何と「本日貸し切り」の
看板がありました!すっとぼけて入っていくほど無粋じゃない
のでトボトボ帰宅しました。告知に前もって気が付かなかった
オイラが悪いのかも知れませんが、こういうのはなるべく止め
て頂きたいと思います。◯◯ファンクラブだか◯◯先生を囲む
会だか知りませんが、こういう連中は無言のうちに他のお客さ
んを閉め出してしまっていることに思いも寄らない厚顔無恥な
のだろうな。集いそのものは確かに楽しいですし、オイラもD
J会などでお店を使わせて頂くことはよくあります。でも自慢
ですが、貸し切りにしたことは過去一度もありませ〜ん(笑)
大人数であればそれに相応しい居酒屋チェーンとか探せばいく
らでもあるでしょう。個人経営の小さなバーはせめて二次会の
流れ〜三々五々で使って欲しいですな。お店のほうも少し考え
て欲しいと思うけど、実際問題としてお願いされれば断ること
はなかなか難しいのだろうなあとは察します。普段は居心地良
い店も手前勝手な連中のせいで台無し!でした。だいたいライ
ブでもDJでも「貸し切り」っていう発想をしたら自殺行為だっ
ていうことはみんな理解しているはず。当事者たちに再考を促
したいと思い一筆書きました。じゃんじゃん!
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by obinborn | 2014-09-16 16:24 | one day i walk | Comments(0)  

人々が昨日までのように騙されることはない

朝日新聞の事実隠蔽や捏造が問題になっていますが、もう少し
自分の生活レベルに引き寄せてみても醜いなあ〜とか滑稽だな
あ〜と感じる出来事は多々あります。こと音楽評論の現場に限
ってみても、異なる意見をブログに寄せると削除する、相手の
TWITTERをブロックする、はたまたAmazonに悪意を前提にし
た匿名レビューを書くなど、公共性(フェアネス)から著しく
逸脱する行為が散見されます。さらにエスカレートする場合は
匿名ツイなる場所を利用し他人を誹謗中傷するetc…..こうした
ことが度重なると私は「彼」の人間性を疑わざるを得ません。

勿論音楽評論というのは数学や科学といった分野と異なり明確
な答えなどというものはなく、むしろ極めて個人の審美眼に左
右される抽象的な表現フィールドですから、共感の一方で対立
が起こりやすい要素を孕んでいるのは確かです。しかしながら、
そこで実りある意見を積み重ねるのでなく、コミュニケートの
回路を自ら勝手に閉じ、その代りに匿名で罵詈雑言を並べたて
るのが、いかに論外かつ卑劣であるかは言わずもがなです。そ
して最も滑稽なのは彼であることが露骨に解ってしまうような
文体や言い回しを臆面なく使ってしまうというある種の幼児性
でしょうね。

こんな人間と過去一時的であれ関わったことを筆者は後悔して
いますが、その一方で自分が気が付き、彼から離れることが出
来て本当に良かったとも思っています。きっとごく一部のシン
パから長年チヤホヤされているうちに人としてあるべき謙虚さ
を忘れてしまったのでしょう。もういいだろう。審判は下り、
人々は気が付いてしまいました。たとえ彼がいかにもがいて失
点を回復しようと思ってももう遅い。私は今、さる哲学者のこ
んな言葉を思い起こしました。最後にそれを引用しながら、長
く続いたこの不毛な戦いに終止符を打つことにします。

「人々を騙すことは最初は思いのほか簡単だ。だから悪党たち
は勘違いしてそれを続けようとする。しかし驚くべきことだが、
人々が昨日までのようにいつまでも騙され続けることはけっし
てない」

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by obinborn | 2014-09-14 11:59 | rock'n roll | Comments(0)  

9月のホンク

いやあ〜時間を忘れるくらい最高に楽しかったな!毎度お馴染み
の東京ローカル・ホンクのライブであり、筆者もその時々の心持
ちに左右されて駄々っ子のように駆け出したくなる日もあれば、
しんみりと味わい尽くす夜もあるのだが、13日に高円寺のJIROK
ICHIで行われた彼らのパフォーマンスは文字通り楽しさが一杯で、
笑みが絶えないものとなった。その大きなファクターとしてホン
クが大先輩と慕う恵須川行生のゲスト参加にあったことは、この
夜を目撃した多くの方が実感されたと思う。恵須川のソウルフル
で力強いヴォーカルを得て、いつもの繊細なホンク・ワールドに
野性味が加わったといったところだろうか。いわば歌伴に定評あ
るグリース・バンドに超強力なジョー・コッカーが加わったよう
なもので、この夜演奏されたレイ・チャールズのWHAT'D I SAY
などは、ホンクのメンバー全員が一瞬洋楽大好き青年に戻ったよ
うな発見があった。このような熱血的ヴォーカルに歌を委ねたホ
ンクのメンバー4人も、だからこそきめの細かいフレーズで互角
に渡り合う。これは普段の彼らを自分なりに知る者としても、な
かなか面白い発見だった。

勿論いつものコンサバなホンクは第一部でたっぷり聞けた。「
引っ越し娘」からスタートして「お手紙」そして「虫電車」へ
と序盤を連ねる木下弦二のソングライティングの才と、それを
どこまでも温かく見守る(時々茶々を入れる)他のメンバーと
の鍛え上げられた演奏力には、やはり息を吞まずにはいられな
かったが、たまにはこういう”外交”があってもいいと思う。そ
うした他人の血がいつの間にか自分の糧となることもあるだろ
う。

本編が「生きものについて」で終わる。アンコールでホンクた
ちは「社会のワレメちゃん」と「サンダル鳴らしの名人」を束
ねていく。さらにこの夜の熱量を物語るようにロック・バンド
永遠のロード・ソングとも言うべき「車のうた」、そして愛憎
半ばといった感情の「すんだこと」が歌われていく。それらす
べてが生まれたての歌のように届く素晴しい夜だった。

(写真はギターの井上文貴さんと)

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by obinborn | 2014-09-14 04:21 | 東京ローカル・ホンク | Comments(0)  

パイレーツ・カヌー〜ロング・インタヴュー

 パイレーツ・カヌーと出会ったのは2011年の10月のことだった。最初は初々しくってちょっといいバンドだなあ〜と思う程度だったのだが、やがて何かがぼくの心を刺した。それからカヌーのCDを買ったり彼女たちのライブに通い始めたのだと記憶している。演奏は確かな技術を伴っていたが、かといってテクニックに溺れてしまうような傲慢さは微塵もなかったし、大学の音楽サークルからそのまま抜け出してきたようなルックスや、ぎこちないMCはかえって真実味を伝えていた。そして何よりもルーツ音楽の再現だけに留まらない奔放な感性にぼくは夢中になった。あの時から数年経ちカヌーは14年の春に新作『OneFor The Pain In My Heart』を完成させた。せっかくだからと思い立ち、この機会にグループのキャプテンこと河野沙羅に話を伺った。今夏、東京とカヌーの活動拠点になる京都とでやり取りされたメールが元になっているが、彼女とこうして”会話”出来たことを嬉しく思う。なおカヌーは8月に青山CAYにて中村まりとのツーマン・ライブを行い、大きな成功を収めた。そのことも併せてご報告しておこう。

*        *        *
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☆いつの間にかこの6人が揃い、パイレーツ・カヌーが船出しました

ーー7月20日に高円寺のJIROKICHIで久し振りにパイレーツ・カヌーの演奏を拝見しました。素晴しいのひと言でした!ぼくが最初にカヌーを観たのは2011年の10月。やはり今回と同じ会場での東京ローカル・ホンクとのツーマンだったのですが、あれから3年経ち随分成長された印象を受けました。ここ数年の自分たちを振り返ってみて、どういう感想をお持ちですか?

 自分たちでは、成長は分からないですね。ただただ目まぐるしくて、ずっと同じに感じます(笑)でも変わらずこのメンバーで、あぁでもない、こうでもないと言いながら音楽に全力投球出来ていることを、いつも奇跡に感じています。

ーー少しばかりカヌーが結成された2009年前後のお話を聞かせてください。まず女トリオとして出発され、次第に他の男性メンバーが加わっていったそうですが、もう少し詳しくメンバーとの出会いを教えて頂けますか?

ややこしいですが、ご勘弁を(笑)まず、岩城さん(ドブロ)は、大学で私が参加していたアメリカ民謡研究会のOBでした。ヨッシーさん(ドラム)は10年前に対バンしてからの音楽仲間でした。潤さん(ベース)は、岩城さんとヨッシーさんが参加していた「靴ピカ」というバンドに新しく加わったベーシストで、私の憧れの人でした。私が一時期、音楽から離れていた時に、岩城さんとヨッシーさんが「一緒に音楽してみたら?」と紹介してくれたのがベス(ギター、ボーカル)です。いわゆる、お見合いです。
ベスは、父親と一緒に家で演奏したり、結婚式や友達の前で演奏したことはあっても、ライブをしたことはなかった娘でした。ベスの友達が「靴ピカ」の知り合いで、一緒にライブを見に行った時、その友達が「この子、歌うまいよ~。」ってベスを男性陣に紹介して。「じゃぁ今度、コーラスでバンドに参加してよ。」ということなって。リハーサルでベスの歌を聴いた男性陣は、おったまげたみたいです。自分たちが出したくても出せなかった、大好きなアメリカンサウンドがそこにあったそうです。そこでなぜか、私が借り出されるわけです。「どんな音楽を聴かれるんですか?」というような、まさにお見合いでした。
そしてお見合いの数日後に、行きつけの立ち飲み屋で飲んでいると、たまたま私の隣に来たのがキャッシー(バイオリン)でした。バイオリンケースを持って立ち飲み屋にいるお嬢様はとても凛々しく見えて、お酒の力もあって、思わず一緒に音楽しようと誘ってました(笑)そのころのキャッシーは、クラッシックからアイリッシュに転身しようと、京都に出てきて間もないころだったそうです。私のことを怪しみながらも、一緒にベスの歌を聴きにアイリッシュバーのオープンマイクに行ってくれました。そこで初めてベスの歌を聴いて、キャッシーも私(マンドリン、ヴォーカル)も惚れてしまうわけです。
それから、なぜか男性陣から練習しようと連絡があって、あぁ男性陣も一緒にバンドをするつもりなんだなぁと気づいて。同時にベスと2人で活動したり、女3人で活動したりもしてました。そしていつの間にか、この6人でパイレーツ・カヌーでした。

ーー改めて6人のメンバーの紹介とバンド内での各自の役割について、沙羅さんの目を通して語って頂けますか?

まず、パイレーツ・カヌーの主軸はベスです。彼女の歌詞の世界、音楽の世界がないと始まりませんでした。彼女一人でオーケストラみたいなのだけど、ベスというアーティストをメンバー全員が大好きで、なにか一緒にやりたいという思いで、1曲1曲アレンジしています。彼女はイラストレーターでもあるのですが、絵の世界も素晴らしいです。音楽でも絵でも、彼女が繊細に感じていることが表現される時、悲しみも痛みも、こんなに美しいことはなくて、私は泣いてしまいます。でも普段はおバカで最高にキュートな女性です。

キャッシーは、クラッシックとアイリッシュで培った技術と、柔軟な感性でバンドに風を吹き込んでくれます。こういう曲には、こういうアレンジという概念が全くないので、いつも驚くような案をくれます。その案がスタックしたメンバーを前へと進めてくれます。彼女が紡ぐ一音一音が、繊細で力強くて、聴き惚れます。そして、一番年下ですが一番落ち着いています。危険察知能力も抜群で、ベスと私をいつも守ってくれています。

岩城さんは、アレンジリーダーです。そして彼ほど、無駄な音を省くことに長けている人を知りません。ちょっとでもいつもより多く弾くと、すぐにバレます。こんなに素晴らしいプレイヤーなのに、曲によっては1音も鳴らさない時もあります。楽器職人でもあるので、メンバーの楽器のメンテナンスは、ほとんど彼にお願いしています。義理堅く、めちゃくちゃ心優しい男です。

ヨッシーさんは、お母さんです。いつもメンバーをよく見ていて、気遣ってくれます。これだけ年齢も性別も生活環境も違うメンバーが、音楽を続けていられるのはヨッシーさんのおかげです。アレンジする時も、作曲者の意図を汲もうと愛をそそいでくれます。本当はもっと思いっきり叩きたいだろうに、スティックの代わりに菜箸や編み棒を持って来ては、小さい音で最高のグルーヴを追求してくれるドラマーです。

潤さんは、ほとんどしゃべりません。時々、急に楽しそうに大きな声で話しますが、どこにスイッチがあるのか、メンバーのだれも解明できていません。いたずらな子供のようで、決まったフレーズを弾くのが苦手です。後ろを向いて主旋律を大声で歌ったりします。あまり言うことをききませんが、なぜか癒されます。そして、何をしたって潤さんのベースは素晴らしいです。

最後に私は、キャプテンです。幸い、大人なメンバーが冷静な判断はしてくれるので、とにかく音楽できるところを見つけて、面白いことを見つけて「やりましょうっ!」と先陣を切る係だと思っています。無理難題でも、私の説明がめちゃくちゃ分かりにくくても「ほなやろか。」と腰を上げてくれるメンバーに感謝でいっぱいです。

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☆☆メンバーそれぞれ根っ子が違うんです。違うというか、多種多様ですね

ーーカヌーの根っ子にあるのはいわゆるルーツ・ミュージック、とくにフォークやブルーグラス、 カントリーやアイルランド音楽からの影響を感じますが、若い人達でそのような音楽に取り組む姿勢がぼくのようなオジサンにはとても新鮮でした。そもそもどういう音楽体験をしてこられたのでしょうか?

メンバーそれぞれが根っ子が違うんです。違うというか、多種多様ですね。
潤さんとヨッシーさんは、どちらかというとソウルフルなレイドバックした音楽を演奏していました。ブルーグラスやカントリーなどは、パイレーツ・カヌーを始めてから聴き込んでいったようです。
岩城さんと私は、大学のアメリカ民謡研究部でブルーグラスに心奪われましたが、それまでは岩城さんはロック小僧でしたし、私はタップダンス娘でオールドジャズが好きでした。キャッシーはアイリッシュを学ぶ前は、音大でクラッシックを学びつつ、J-POPも好きだったようです。ベスは父親がカントリーやフォークミュージック好きで、最終的にはベスも大好きになってしまうのですが、昔はビートルズが大好きだったようです。

ーーアイルランドやアメリカの音楽に感化されつつも、例えば「HOTARU」に顕著なように、カヌーの音楽には知らず知らずのうちに日本的な情緒というかワビサビの世界が染み込んでいるような気がします。そうした部分にもすごく惹かれるのですが、そうした「日本的な」部分に関して意識されることはありますか?

意識していないというと嘘になります。でも、ライブに1曲、アルバムに1曲ぐらい日本語の曲もあった方が飽きないかなぁと、その程度の意識なんです。「En Ulas Ta」という造語の曲がありますが、それが日本語の曲としてアメリカのラジオで紹介されてたり、日本人からは「ケルト語だと思ってた」と言われたり。パイレーツ・カヌーをどうジャンル分けするかもリスナーによって多様で、面白く感じています。まだ、自分たちでもパイレーツ・カヌーらしさを解明中です。

☆☆☆新作は今までのなかで一番皆と話し合いながら作ったアルバムです

ーー最初のミニ・アルバム2枚がとりあえずのご挨拶というか名刺代わりだとしたら、女トリオだけの編成でレコーディングに臨んだ『Sailing Home』(12年)は新たな意欲作だと思いました。このアルバムを作ろうと思われた動機について教えてください。

 SXSW(注:サウス・バイ・サウスウェスト〜テキサス州オースティンで毎年3月に行われている多彩な音楽見本市)に出演が決まって、女3人で北米ツアーをすることとなったのですが、その時はまだフルメンバー6人で一発録りしたミニアルバムしかなかったんです。そんな時、キャッシーと私が知り合った立ち呑み屋で、以前、坂庭省悟さんのトリビュートアルバムでお世話に録音エンジニアさんと再会して、録音しないか?と誘っていただいて。北米ツアーで売りまくる為にも、女3人でスタジオ録音してみようという話しになりました。

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ーーその後再びフル・メンバーでの『Three』(13年)が作られ、今回もまた6人が揃った待望の新作『One For The Pain In My Heart』が完成しました。今回の新作に賭けた意気込みとか従来とは違うポイントなどをぜひ聞かせてください。

 今回の新作を作りたかったのは、たぶん最初はベスと私だけだったんです。私はとにかく早くフルバンドのフルアルバムを流通に乗せて多くの人に聴いてもらいたくて、セルフカバーアルバムでもいいと思ってました。でもベスは、作るなら新曲をたくさん入れたいと思っていて。ヨッシーさんと岩城さんは、ライブミュージックを一番に考えて来た人で、スタジオワークへの興味というか意義を見出せないでいたようです。ライブで再現出来ないことを録音でやることへの不安も感じてはりました。とにかくモメました(笑)そこで岩城さんを説得して下さったのが、東京ローカル・ホンクの木下弦二さんです。でも、どう説得して下さったのかは知りません。私も聞きたかったです。そして私に、そろそろ新曲を書きなさいと説得してくれたのはベスです(笑)
とにかく皆、いままでで一番たくさん話しをして、いままでで一番好き放題したと思います。今までのミニアルバムは、数日で一発録りした最高品質の「今」を切り取ってお届けして来ました。今回のアルバムは、メンバー全員が何かしら初挑戦した作品です。これからのパイレーツ・カヌーも想像してもらえるような、素晴らしい作品になったと思っています。

ーー「Guitar Blue」と「Goodbye Jacqueline」の2曲は正確にはセルフ・カヴァーとなると思いますが、今回この2曲を再度レコーディングしよう!と決められたのは、どんな理由があったのでしょうか?

 あまりドラマのない話しで申し訳ないのですが、全国流通にあたって上記2曲はアルバムに入れて欲しいと、自主レーベル「オンザコーナーレコーズ」の中井(大介)代表に頼まれ、納得したからです。Guitar Blueはパイレーツ・カヌー初のオリジナル曲であり代表曲ですし、上記2曲はPVも作って公開していたので、まだ見ぬリスナーが聴いてくれているとしたら、この2曲だろうと考えました。しかし、この2曲が入ったミニアルバムは流通には乗っていませんので再び録音しました。

ーー今回のアルバムではとくに「Gull Flying North」が胆になっていると思います。ハント(エリザベス)=沙羅のソングライティング・コンビによる才気とカヌー全員によるバンド・サウンドが全開ですね。その一方でエリザベスさんが単独で作詞・作曲をされたナンバーもあります。また過去にはキャッシーさんによる意欲作「Fake」もありましたね。そこら辺の役割分担とか、アルバム収録に当たっての取捨選択に関しては、やはり広くミーティングを開いてメンバーたちと話し合われるのでしょうか?

アルバム収録曲の取捨選択について話し合いの中で、いつも自然と決まって行くように思います。パイレーツ・カヌーは全員で情報を共有し、話し合うための場をWEB上に設けています。そこでの話し合いだと、普段あまりしゃべらないメンバーの意見も聞けて面白いです。なんだか現代っ子ですね。
ソングライティングに関しては、ベスはアルバムを作る時でも、そうでなくても、いつも不意に名曲を書いて来てくれます。私はアルバムを作る時に、こういう感じの曲を書いて欲しいとメンバーからのイメージをもらって(お尻を叩かれて?)書いています。キャッシーは、次のアルバムでインストを作って入れてみない?と尋ねた時、やってみたかったのだと答えて、素晴しい曲をすぐに仕上げて来てくれたので、これからも時々書いてくれるのではないかと期待しています。

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*2014年の春にリリースされた最新作『One For The Pain In My Heart』カヌーにとってアメリカでのライブ盤を含めれば通算6枚めとなる。一発録りでライブ感を重視した従来のアルバムに対して、今回はスタジオ・レコーディングならではの精緻で丁寧なサウンドスケープが光っている*


☆☆☆☆一番のビッグニュースは来年の4月にアポロシアターに出演することです!

ーーところで、地元京都のお客さんを前にする時とその他の地域、例えば東京でのライヴの時とは勝手が違うものなのですか?

 情けないかな私は未だにステージ上でアップアップなもので、あまり冷静に見れていません。なじみの場所や、なじみのお客さんに励まされることは多々ありますが、ステージに上がってる間の勝手は違わない気がしています。うまくいったり、いかなかったり。ライブの怖いところであり、楽しいところです。あえて違いを言うなれば、初めてのお客さんが多いときはMCを慎めと言われています。

ーーエリザベスさんが一時アメリカに帰国されるとのことで今後のバンド活動を心配するファンの方々もいます。そこら辺のことを含めて、今後の予定や抱負をぜひお聞かせください。

 来年の1月にベスが一度日本に戻ってきますので、できるかぎりツアーに回ろうと考えています。また、来年3月のSXSWに応募しました。そして一番のビッグニュースは、来年4月にアポロシアターに出演することです!アポロシアターからオファーが来た時は詐欺だと思っていたのですが、どうやら本当のようです。来年3~4月にかけて、ベス・岩城・ヨッシー・中井代表・私の5人でアメリカツアーを計画中です。キャッシーの出産も来年。メンバーの生活環境がどんどん変化していっていますが、これからも長く続けられるよう試行錯誤して行こうと思います! 
 
☆☆☆☆☆全てを演じきる音楽家もいますが、芯の部分はなかなか隠せない。音楽では弱い部分や駄目な部分は隠せないと思っています

                                         ーーカヌーの音楽にジャーナリスティックな話題はあまり似合わないかもしれませんが、東日本大震災以降ミュージシャンのなかには具体的な主張やメッセージを込める人たちも出てきましたね。でもその一方で比喩的な表現のなかに自分なりの思いを込める人たちもいます。一人の音楽家としてオーディエンスに伝えられることは何だと思われていますか?

難しい質問ですね。音楽で伝わることは計り知れないと思っています。主張やメッセージが音楽として湧き出てくるのか、主張したいから音楽をやっているのか。その主張が世の中に対してなのか、人々に対してなのか、家族や友人や恋人に対してなのか。様々ですが、ステージに立つ人には必ず主張があると思います。ステージ上での佇まいで、隠してもオブラートに包んでも、その人の芯の部分が少なからず見えてしまうと感じます。全てを演じきる音楽家もいますが、芯の部分はなかなか隠せない。音楽じゃ弱い部分、駄目な部分はなぜか隠せないですから。悲しみも苦しみも、一緒に唱えてとにかく生きるには音楽がぴったりです。
しかし私には今回の東日本大震災に対する思いを曲にすることが出来ていないので、機を見て発言するようにしています。地震や津波に関しては乗り越えなきゃいけない災害として、なんとかふんばろうと言えます。でも原発が本当に余計でした。二度とあんなこと起してはいけません。そして今も苦しむ人に手を差し伸べ続けます。

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*メンバー紹介を時計回りで。欅夏那子、岩城一彦、河野沙羅、谷口潤、エリザベス・エタ、吉岡孝*

ーーやや脱線しますが、沙羅さんは昔から東京ローカル・ホンクの大ファンでいらっしゃったとか。ぼくも実はホンク・ヘッズの一人(笑)なのですが、彼らとの出会いや、彼らの音楽のどういう部分に惹かれたのかを教えて頂けますか?

 大学の夏休み、実家で父が聴いていたのが東京ローカル・ホンクのアルバムでした。一度聴いたら止まらなくなって夏中聴いていました。そして、どうしてもライブが見たくて東京まで行って。そのライブにおったまげて、出待ちしてネコババしてた父のアルバムにサインをもらいました。
とにかく一聴き惚れでした。ある日聴いたこともない音楽が流れて来て、メロディーも歌詞も全部が聴こえて来て、自分が吸収されてしまったような感覚でした。自分でも気づいてなかった、自分に一番必要なものを、ある日突然差し出されて、どうして~!どこにあったのいままで~!なんで分かったの~!という感覚でした(笑)

ーー今回はお忙しいなか、どうもありがとうございました。最後の質問になります。メンバー6人それぞれの生涯のマイ・フェヴァリット・アルバムを5枚選んでみてください。勿論今日の気分で決めて頂いて構いません。

 こちらこそありがとうございました。いつもライブに来て頂いたり、レポートを書いてくださったり、とても感謝しています。

河野沙羅
・Dave Frishberg "Oklahoma Toad"
・Eddi Reader "Love Is The Way"
・東京ローカル・ホンク "東京ローカル・ホンク"
・The Band "The Band"
・Four Freshmen "Four Freshmen And 5 Trombones"

エリザベス・エタ
・Tom Waits "Alice"
・Patty Griffin "Children Running Through"
・Chris Whitley "Perfect Day"
・Tori Amos "Under the Pink"
・Levon Helm "Dirt Farmer"

欅 夏那子(キャッシー)
・FISHMANS「空中ベスト・オブ・フィッシュマンズ」
・キセル「マジックアワー」
・LAU「Lightweights & Gentlemen 」
・LEAHY「NARADA」
・BOB DYLAN「DESIRE」

岩城 一彦
・RALLY PAPA &CARNEGIE MAMA 「LIVE」
・安宅 浩司 「それでいいんじゃないか」
・CLASSIC CHIMES 「SEXTET MOVIE RUSTICS」
・ALISON KRAUSS +UNION STATION 「LIVE」
・EAGLES 「The Very Best Of The EAGLES」

吉岡 孝(ヨッシー)
・Al Green "Lay It Down"
・Amos Lee "Amos Lee"
・Bill Withers "Live At Carnegie Hall"
・The Meters "Funky Miracle Disc1・2"
・Aoife O'Donovan "Fossils"

谷口 潤
・Eark King "Street Parade" 
・Otis Redding "Love Man" 
・Hirth Martinez "Hirth from Earth" 
・The Esso Trinidad Steel Band "The Esso Trinidad Steel Band" 
・NRBQ "Grooves in Orbit"

(2014年の夏、メールにて。取材:小尾 隆)

なおパイレーツ・カヌーのオフィシャル・サイトは以下になります。
http://www.piratescanoe.com

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by obinborn | 2014-09-10 00:31 | インタヴュー取材 | Comments(0)