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2月26日のDJ

26日は江古田のハロー・オールド・タイマーでDJ会でした。
第6回めとなる今回は、3年前に他界されたクラン・レコー
ドの店主・平野実さんを偲び、彼が好まれていたルーツ・ロ
ック、ルイジアナR&B、テックス・メックスなどをテーマに
回しました。来てくださった方々、DJ諸氏、HOTのスタッフ
の方々ありがとうございました!お陰様でいい会になったと
思います。以下私のプレイリストです。

第一部
NINA SIMON/I WISH I KNEW HOW IT WOULD FEEL TO BE FREE
JESSE WINCHESTER/THAT'S THE TOUCH I LIKE
ELECTRIC BLUEBIRDS/ALLIGATOR MAN
BALHAM ALLIGATORS/LAWDY MISS CLAWDY
OILY RAGS/TIME TO KILL
RONNIE LANE /I'M GONNA SIT RIGHT DOWN AND I WRITE MYSELF A LETTER
WILKO JOHNSON/MENDOSINO

第二部
ROGER TILLISON/LOVING YOU IS SWEETER THAN EVER
CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL/BEFORE YOU ACCUSE ME
RY COODER/MONEY HONEY
McKINLEY MITCHELL/THE TOWN I LIVE IN
DOUG SAHM/GENE THOMAS MEDLEY
WAYNE TOUPS/TUPELO HONEY
VAN MORRISON/STREET CHOIR

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by obinborn | 2017-02-27 05:59 | one day i walk | Comments(0)  

2月25日の東京ローカル・ホンク

奇跡のような夜だった。繰り出される音と言葉のひとつひとつ
が明晰に響き、確かな輪郭を描きながら溢れ出てゆく。そんな
東京ローカル・ホンクのワンマン・ライブを25日は渋谷B.Y.G
にて。筆者のホンク追っかけ歴は今年でちょうど10年になるの
だが、彼らはその倍以上の歳月を費やしながら自らの音楽を磨
いてきた。ホンクメンの修練の日々に感服せざるを得ない。

音楽を志す過程ではいろいろな試行錯誤があったことだろう。
洋楽のコピーから始まり、”ロック的な言語”への共感と反発と
を同時に抱え込みながら、ホンクはいつしか他の誰でもない日
本語のロックを確立した。フラワー・ムーヴメントでもスウィ
ンギン・ロンドンでもウッドストック・ネーションでもない、
自分たちの普段着の姿形。その実感をグループのソングライタ
ーである木下弦二はとても大事にする。

借り物の思想や出来合いの言語はいつしか廃れていく。自分の
周りの大勢がイエス!と言った時、それに従えばどれだけ楽な
ことだろう。どれだけ疎外感に苛まれないことだろう。急かさ
れるように政治をテーマに歌えば何かの保険を得られるのだろ
うか?少なくともぼくはそうは思わない。ホンクのアカペラ・
コーラスが冴え渡る「夏みかん」を聞く時、自分がいつしか失
くしてしまった光景を想う。複数の詩人たちの連詩から生まれ
た「また会おう」に接して、人の営みの切なさを知る。太田〜
品川区の工場街をスケッチした「昼休み」で、名もない人々の
群像劇へと想いを馳せる。そんなホンクの歌世界を誇らしく思
わずにはいられない一夜だった。

〜セットリスト〜
第一部
1 インプロ〜ハイウェイソング
2 お手手繋いで
3 お馬鹿さん
4 目と手
5 鏡の中
6 遠い願い
7 拡声器
8 心の行進
9 お散歩人生
10 Dark Matter

第二部
1いつもいっしょ
2 お手紙
3 昼休み
4 夜明け前
5 夏みかん
6 質問(仮タイトルの新曲)
7社会のワレメちゃん
8 みもふたもない
9 港の見える丘(機材トラブルのため即興で)
10 また会おう

EN
1 おいでおいで

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by obinborn | 2017-02-26 00:41 | 東京ローカル・ホンク | Comments(0)  

ロジャー・ティリソンのカナダ盤を見つけてしまった!

昨日弦二くんのライブに行く前、御茶の水のディスクユニオンに寄
り、『ロジャー・ティリソンズ・アルバム』のレアなカナダ盤を見
つけました。美品かつお値段も2,365円と良心的だったので即購入
しました。勿論米ATCOのオリジナル盤は永年愛聴していますが、
また「もう一枚」症候群の発生です(笑)黄色で統一されたアトコ
・レーベルも珍しいのでは?

音楽的にはさんざん語られてきたのでここで多くを繰り返しません
が、オクラホマ出身のロジャーがロスアンジェルスに出向き、ジェ
シ・エド・ディヴィスのプロデュース下で録音したスワンプ・ロッ
クの記念碑として今も語り継がれています。ロスのレコード・プラ
ントに於けるレコーディングは、クレジットされているように全編
ライブ形態で行われた模様です。むろん後から幾つかのダビングは
為されたのでしょうが、ベーシックな部分で”一発録り”を重視した
結果、とても自然なグルーヴが立ち上がってきます。まさにこの点
こそ本作の生命線だと思います。

それにしてもロジャー・ティリソンと共演したラリー・パパ&カー
ネギー・ママは立派です。僕なんかは単なる聞き手の一人に過ぎま
せんが、憧れの先輩と音楽を分け合うバンドマンがどんなに誇らし
く満たされた気持になるかを、また同時にそのプレッシャーが如何
ほどのものかを想像することは出来ます。先日青山の月見ルで行わ
れたラリー・パパの再結成〜ウェルカム・バックのライブは素晴し
く、この『ロジャー・ティルソンズ・アルバム』からもDOWN IN
THE FLOOD、ONE GOOD FRIEND、GET UP JAKE、LOVING Y
OU IS SWEETER THAN EVERの5曲が選曲されました。まるでオ
クラホマの砂埃が舞い上がるようなタフで含蓄ある歌と演奏に、き
っとロジャーも天国から微笑んだことでしょう。

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by obinborn | 2017-02-24 11:30 | one day i walk | Comments(0)  

2月23日の木下弦二

約一ヶ月ぶりに福岡から上京した木下弦二のソロ・ライブを
23日神田は小川町のショーンにて堪能した。東京ローカル・
ホンクのソングライターとして長年に亘り活動してきた人だ
が、バンド・サウンドの豊かさを極めたホンクの音楽とはま
た別の、弾き語りならではの秘めやかな響きに今夜も酔った。
一曲が終わるごとにその余韻を思わず反芻したくなる。そん
な歌い手は稀だ。

昭和歌謡の「アカシアの雨が降る時」や「上を向いて歩こう」
を取り上げる時でも、木下のオリジナルとしてお馴染みの「
ハイウェイソング」や「お手紙」を歌う時でも、彼が言葉を
慈しみ、和声を飛躍させ、さらに世の中をすくっと見渡して
いることが解る。木下が弾くアクースティック・ギターには
ジョアン・ジルベルトからカエターノ・ヴェローゾに至るブ
ラジル音楽の語彙があり、はっぴいえんどやはちみつぱいが
切り開いてきた日本語ロックの衒いの表情がある。そんな一
つ一つを改めて噛み締めてみた。

木下弦二は人一倍社会への意識が強いアーティストだ。その
ことはこれまで彼が発してきたMCや発言からも容易に見て
取れる。ただ木下の場合それらをダイレクトに歌へと反映さ
せたりはしない。彼はきっと本能として、あるいは意識しつ
つ、歌が一定の党派性を帯びてしまう危険を敏感に察してい
るのだろう。「僕は”長持ちする歌”を歌いたいんです。若い
頃はいわゆる”ロックの言語”に頼っていた時期もありました。
でも僕は歌に対してもっと篩にかける作業をしたい」と。

勇ましいメッセージ・ソングが必ずしも人々の心を溶かすと
は限らない。いや、言葉と主張が強ければ強いほど、その網
から零れ落ちてしまう感情の襞は少なくないのではないだろ
うか? 夜風が頬を撫でる。長かった冬がもうすぐ終わる。
木下弦二が育む歌の数々がそこにあればどんなに幸せなこと
だろう。

〜23日のセットリスト〜

第一部
1 生きものについて
2 アカシアの雨が降る時
3 上を向いて歩こう
4 ハイウェイソング
5 お馬鹿さん
6 冬眠
7 湯けむりの町
8 夏みかん
9 BRIGHT SIDE OF THE ROAD
10 お手紙

第二部
1 遠い願い
2 杉作より
3 トンネル
4 お猿
5 遅刻します
6 私の青空
7 港の見える丘
8 自然ソング
9 おいで、おいで
10 みもふたもない
11 ダーク・マター

〜アンコール〜
1 僕は一寸
2 THAT OLD LUCKY SUN
3 夜明け前


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by obinborn | 2017-02-24 01:14 | 東京ローカル・ホンク | Comments(0)  

以前勤めていた会社が自己破産した

以前勤めていた会社が倒産した。帝国バンクの情報によると14億6000万の負債を抱え、
2月10日東京地裁に破産を申し立てたらしい。出版不況が叫ばれて久しいが、その波は
じわじわと業界を浸食し、私が長年お世話になった職場も例外を免れられなかった。93
年度が売上げのピークであり、以降は次第に下降線を辿っていった点もインターネットの
到来とほぼ歩を一にしている。ネット検索をし、ただ同然で地図の入手が出来て、旅行に
まつわる観光ポイントや宿泊手続きが得られる昨今、書店に足を運び対価を支払い道路地
図やガイドブックを購入しようとする人はあまりいないだろう。ちなみに昨年度決算時の
売上げは約30億まで低迷。これは最盛期の三分の一の数字だったと報告されている。畑
違いとはいえ、その構造はダウンローディングという音楽配信によってCDの売上げが伸
びず、レコード会社が苦境に陥っていった90年代末以降と似ているかもしれない。

私が社の異変を感じ取り退職したのは2007年の2月だったが、まさかそれからちょうど
10年後に自己破産するとまでは正直読み切れなかった。リストラを断行し不動産を売却し
全国規模だった支店を統廃合するなど、規模を縮小しながらもサヴァイヴァルしていくの
かな?と漠然と思っていたからだ。ただ、99年前後を境にこの会社は新卒採用を一切しな
くなった。新しい世代に未来投資出来なくなった企業を、第三者がどう見るのか?いかに
ジャッジするのか?不吉な兆候はこの頃から既にあった。やがて資金繰りが悪化し、幾つ
かの取引先から関係の見直しを迫られ、競合他社との得意先の争奪戦に敗北していった。

それでもかつて苦楽を共にした社を悪く言う気にはなれない。私以外にも社を去った者は
多く、今は教師、公務員、著述業など皆それぞれの道を歩んでいる。結局、会社から去る
のも社に残るのも個人の人生選択の一つでしかないのだろう。いつか皆と懐かしく飲み明
かせる日が来るのを願っています。

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by obinborn | 2017-02-19 08:35 | one day i walk | Comments(0)  

2月12日〜本日のレコ捕獲

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ラリーパパの東京公演は本当に素晴しいものだった!詳しくは
拙稿を読んで頂くとして、会場でイラストレーターのS氏や日
本コロンビアのディレクターE氏らとお話し出来たことも有意
義だった。仮にお世辞半分としても「オビさんは自分でチケッ
トを買ってライブに行かれる」とか「サラリーマン出身なので
音楽業界の悪癖に染まっていないところが好き!」なんて言わ
れると自然に溜飲が下がります。打ち上げではガンホさんに向
かって「きみのギターはデュエイン・オールマンみたいだね!」
などと宣うジジイ=私でした(笑)

翌日の12日はライブの余韻を噛み締めつつ、新宿までレコハン
に。今日はそれほどの成果を上げられなかったものの、ユニオ
ンにてグレアム・パーカー&ザ・ルーモアの12インチ「HEY
LOAD DON'T ASK ME QUETIONS」と、米マーキュリーの
『HEAT TREATMENT』の2枚を入手した。いずれの曲もすっ
かり身に染み込んでいるけれど、12インチ及び米盤のダイナミ
ックな音で聞けるのが嬉しい。2枚計で¥1,188!その後は近
所にあるアサヒのビアホールへと駆け込みました!

ぼくが尊敬する米国の音楽評論家、故ポール・ウィリアムズは
かつてこう言っていた。「無心になって聞いてごらん。言葉が
出てくるのはそれからでいい」と。その通りだとぼくは思う。
音楽評論家は聞き手を侵害してはいけないし、かと言って自分
の主張や見解を述べずにいる訳にも行くまい。ぼくが大好きな
東京ローカル・ホンクやラリーパパたち。それがもっと多くの
人々に伝わったら、どんなに素敵なことだろう。



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by obinborn | 2017-02-12 20:20 | one day i walk | Comments(0)  

2月11日のラリーパパ&カーネギーママ

まさに感動の夜だった。昨年復活を遂げたラリーパパ&カーネギーママの東京公演。11日の青山の月見ル君想フは見事なまでの大入りとなり、確かなうねりに満たされた。普段CDで接するよりずっと骨太で逞しい音群があり、アメリカ南部のスワンプ・ロックへの理解があり、しかもラリーパパの場合、それらを自分たちが暮らす日本の町並へと重ね合わせていく繊細さがある。洋楽への憧れとオリジナル曲との超克はジャパニーズ・ロック永遠の課題であろうが、東京ローカル・ホンクが実践しているように、ラリーパパたちもまたその問い掛けにしっかり応えてくれた。音楽的にはレスポールの特性を生かし切ったガンホの伸びやかで光沢のあるギターを特筆したい。あるいはチョウ・ヒョンレとスチョリとで硬軟を使い分けるヴォーカル・パートのコントラストのこと。黙々と横揺れビートを供給し続けるリズム隊の貢献のことを。かつて共演したオクラホマのソングライター、ロジャー・ティリソンから「自分の息子たちのようだ。アメリカに連れて帰りたい」とお誉めに授かったラリーパパだが、この日もロジャーのGet Up Jake、Calling OnYou、Rock'n Roll Gypsiesなどを織り交ぜながら、今は亡き彼を偲んだ。チョウ・ヒョンレがソロで弾き語ったOne Good Friendを聞いていると様々な思い(人種融和と文化の壁など)が往来する。最後に個人的な事項になってしまい恐縮だが、ぼくがラリーパパと再会したのは、2000年頃にぼくが書いたラリーパパの記事をチョウがしっかり覚えていてくれたから。自分がつい忘れがちになってしまっていたことを他の誰かが記憶に宿している。これほど書き手を励ますものはない。そう、チョウはメールにこう書いていた。「これまでの恩はしっかり音楽で返します!」と。
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by obinborn | 2017-02-12 09:59 | one day i walk | Comments(0)  

今日の15曲〜自宅DJ

昨日は週に一度の休肝日だったので、今日は少し早めにビールを
頂きつつ自宅DJを(笑)7'sで以下の15曲を回そうと思ってます!

*      *      *

BOBBY BLAND/YUM YUM TREE(DUKE)
LITTLE MILTON/LET'S GET TOGETHER(CHECKER)
JAMES BROWN/NIGHT TRAIN(KING)
JAMES BROWN/I CAN'T STAND MYSELF(KING)
BO DIDDLEY/SOUL TRAIN(CHECKER)
BO DIDDLEY/I CAN TELL(CHECKER)
THE COASTERS/I'M A HOG YOU BABY(ATCO)
DON COVAY/TAKE THIS HURT OFF ME (ATLANTIC)
OTIS CLAY/TURN BACK THE HANDS OF TIME(ELKA)
JACKIE MOORE/PRECIOUS,PRECIOUS(ATLANTIC)
SOUL SISTERS/I CAN'T STAND IT(SUE)
MARVIN GAYE/I'LL BE DOGGONE(TAMLA)
MARVIN GAYE&TAMMI TERREL/YOU'RE ALL I NEED GET BY(TAMLA)
FOUR TOPS/LOVING YOU IS SWEETER THAN EVER(TAMLA)
THE CARTER BROTHERS/SOUTHERN COUNTRY BOY(COLEMAN)

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by obinborn | 2017-02-08 17:48 | one day i walk | Comments(0)  

2月4日の捕獲とDJ

まずは新宿ユニオンでポール・ジェレミアのファースト『JUST ENOUGH』
(Folkways)を発見!勿論以前から持っていた盤だが、ジャケ状態が美品
だったのでつい2枚めを購入してしまった。欲しがっている誰かがいたら
いつか譲ってあげたい。次は下北沢に移動し、フラッシュにて7'sを6枚。
チャック・ベリー「ROCK'N' ROLL MUSIC」ボビー・ムーア「SEARCHIN'
FOR MY LOVE」ジェイムズ・ブラウンの「THERE WAS A TIME」と「NIG
HT TRAIN」リトル・ジョニー・テイラー「EVERYBODY KNOWS ABOUT
MY GOOD THING」キャロル・キング「IT MIGHT AS WELL RAIN UNTIL SE
PTEMBER」と、短時間のわりになかなかの捕獲だった。

次は同じ下北のメンフィス兄弟。にて隅田監督の定例DJ会に参加。途中か
らは他所で回されていた山名昇さんも合流し、楽しい夜になった。私は7's
でジェフ・ベック・グループ「JAILHOUSE ROCK」クリーデンス「TRAVE
LIN' BAND」ザ・バンド「TIME TO KILL」オールマンズ「RAMBLIN MAN」
ビートルズ「I SAW HER STANDING THERE」「WE CAN WORK IT OUT」
「PAPERBACKWRITER」オリンピックス「GOOD LOVIN'」マッコイズ「
HANG ON SLOOPY」の計9曲を。

来てくださった皆様に感謝します。ありがとうございました!

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by obinborn | 2017-02-05 06:31 | one day i walk | Comments(0)  

バードソング・カフェ14周年おめでとうございます!

バードソング・カフェの開店14周年おめでとうございます!

私が初めてお伺いしたのはまだお店が自由が丘に移転される
以前、中目黒にあった04年でした。記憶が正しければ、ある
ライブの帰りの電車で山本シラス君から「こんな店が出来ま
した。今度一緒に行きませんか」と教えてもらったのがきっ
かけでした。あれから既に13年も経ってしまったとは…。時
間の流れとは本当に早いものですね。

音楽バーの使用法は人によって様々でしょう。家ではなかな
か聞けないからとか、仕事帰りの息抜きとか、あるいは新譜
の情報入手が目的とか。どれもよく解ります。私の場合は家
にあるコレクションとバードのそれが重なる部分が多いので、
どちらかと言えば店主である梅澤くんをはじめ、お客さんと
の「会話」を楽しみたいからです。実際故中村とうよう氏が
おっしゃっていたように、一人音楽と向き合う時間は孤独その
ものです。それが音楽ライターの場合、下調べ、聞き比べ、
実際の原稿書きの仕事と重なってきますから、余計他人の声
が恋しくなるのかもしれません。

しかも梅澤くんの場合は音楽以外でも、文学から政治まで、
あるいは馬鹿っ話から人生に対する態度まで、しっかり自分
の言葉で語れる人でした。と同時に人の話に耳を傾ける聞き
上手でもありました。必ずしも互いの意見が全て一致してき
た(そんな人いるのかな?)わけではありませんが、何より
大事なのは生きた言葉の往来では? そんな気持は年月とと
もに強くなってくるばかり。これは人生の半分をとっくにや
り過ごし、残された時間のことを意識するようになったこと
と関連するのかもしれませんね。

いずれにせよ、私たちは戦後10数年経ってから生まれ、多感
な時期にロック音楽と接し、啓発されながらここまで生き伸
びてきました。何人かの友人を対岸に見送ってきました。だ
からこそある「今、この時」に感謝したいと思っています。

あっ、とうようさんも大好きだったリンダ・ルイスの名作『
ラーク』を写真に選んだのは、勿論バードつながり!可愛い
猫のシェリーちゃんが店内を駆け巡っていたのが、つい昨日
のことのように思えます。

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by obinborn | 2017-02-02 17:42 | one day i walk | Comments(0)