オビンの”B級街道”その9〜チャス&デイヴ周辺
かのウォーレン ジヴォンはアル中を克服したあとコーラ中毒になりましたが
さらに禁煙に成功 晩年はエクササイズにハマッていたそうですが
なんとなく彼の変遷が判るような年頃になりました
07年にオイリーラグスのコンピレーションが英カッスルから出たときは大変
驚かされました 何故ならチャス ホッジズとデイヴ ピーコックがそれ以前に
組んでいたカントリー パイズとブラック クロウズの音源が多数収録されて
いたからです 彼らがアルバート リーとヘッズ ハンド&フィートを組んでいた
のは知っていましたが まだまだ自分の知らないことは多いなあと痛感されら
れたのです(かのピート フレイムのファミリートゥリーでもカントリー パイズに
は触れられていません)
肝心の音もカントリー風合いをもったロックンロールでなかなか良かったです
オイリー ラグス(74年)に関してはパブ ロック愛好家ならもう説明不要でしょう
そう このオイリー ラグスからチャス&デイヴが誕生したのでした
ピアニスト&ベーシストによる二人組というのが両方ともユニークであり バンドは
勿論付いたのですが ギターオリエンテッドなR&Rにならなかったのは大正解!
何とも言えないホンキートンク/下町エレジー的な雰囲気が全体を包みます
オリジナルに混ざってザ バンドの「Time To Kill」 アラン トゥーサンの
の「Holly Cow」バディ ホリーの「Mailman Bring Me No More Blues」などを
カヴァーしているところからも 彼らのルーツロック的な立ち位置が見えてきます
ちなみにジェリー リー ルイスの『In London』(73年)にもチャス&デイヴ〜
アルバート リーが参加しているので 聞いてみるのも面白いでしょう
以上久しぶりの”B級街道”でした
ヒルズ族に背を向けてこそ江古田住民の誇りです(笑)
by obinborn | 2010-11-01 21:15 | one day i walk | Comments(0)