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10月15日

「ホンクは私にとって故郷というか実家のようなものなんです。私もいつか
クニオさんのようなきれいな8ビートを叩いてみたい」

そのように惜しみなく東京ローカル・ホンクをリスペクトするのはタマコウ
ォルズの中原由貴だ
あるいは中原はこうも言う「ホンクはどんな場所に行っても自分たちの音楽が
出来る 私は音楽のあり方について考えさせられました」

横浜は白楽の六角橋商店街でホンクとザディコキックスの路上ライヴを見た
「僕らの姿がステージから消えて音楽だけが残れば最高です」
以前そんな壊れやすいことを言っていた木下弦二は いわばヒロイックな
ロックとは真逆のような音楽のあり方を探ってきた

自分の目に映る光景を必ずしも現実の音楽は拾っていないのではないか
そんな苛立ちの表情もときおり見せてきた弦二だが
六角橋という”商店街”は格好のロケーションだったように思える

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音響面の不備で弦二の気持ちが削がれた部分は惜しまれるが それをも笑顔で
くるんでいった彼らは立派だった 時代の表舞台から取り残されたような町と
共振する「昼休み」(リクエスト)が俄然説得力を増した夜だった

ライヴハウスであればダブ処理がエンジニアの腕の見せ所となる曲であり
今回はそれを望むべくもなかったので 彼らのセット・リストから外されては
いたのだが それでもこんな偶然は悪くない



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かたやザディコキックスは本領を発揮したといっていいだろう
大阪へのツアーを先週終えたばかりの彼らだったが そんな疲れも見せず
聞き手をビートの渦に巻き込んでいく力はまさに圧巻であり
これぞ街頭ライヴと呼べるものになった

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by obinborn | 2011-09-15 21:11 | one day i walk | Comments(0)  

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