1月13日
渋谷の坂道にあったレコード店で俺はギター・スリムのレコードを買った
『ブルーズ・ブレイカーズwithクラプトン』のアルバムは先輩から借りて
聞いていたのだが 本物のブルーズを初めて購入したのは東芝のT・ボーンか
Vivid Soundsから出たこのギター・スリムのどちらかだったと思う
ギター・スリムのブルーズは破天荒かつ繊細だったように思う
音程が外れているようなワイルドなギターとニューオーリンズR&Bの鷹揚な
バッキングとの対比も鮮やかだったし 生き急ぐようなヴォーカルや性急なギター
は今振り返ってみれば 俺が好きだったロリー・ギャラガーのそれに似ている
誰にも基礎体力のような音楽があると思う
あれから30年以上の歳月が流れた
肝心なこととは果たして一体何だろう?
今 俺のもとには当時買ったそのLPがまだあり 俺は今夜もそれを聞いている
by obinborn | 2012-01-13 19:43 | blues with me | Comments(0)