2013年のジャグ・ブロワーたち
にて。
マリアの発声がすっかり低くなってしまったとか、60年代の
全盛期であればもっと足回りのいい連携した演奏が聞けただ
ろうとか、そういう思いは正直あるけれども、こうした再会
があってもいい。やっと初めて観ることが出来たクウェスキ
ンはヒップ・スターたる威厳を保ってしたし、ジェフ・マル
ダーが過日と寸分変わらぬブルージーで粘っこいヴォーカル
を届けてくれた喜びのほうが勝る。
明日に横浜公演が控えているので演目に関しては触れないで
おこう。やや固いホールでの今晩の演奏より、サムズアップ
や本多劇場で行われる明日の彼らは、きっと遥かに降りてき
てくれるはず。もっと至近距離で笑みを交わすはず。
と言いつつも今夜が素晴らしいライヴであったことに間違い
はあるまい。
なお余談だが、開演前には中村まりと久し振りに少し話した。
終演後にはザディコキックスの西田琢と”バンド延命術”につ
いて、これまた少しだけ話した。それらの会話を含めての音
楽だった。そんなことをいつまでもどこまでも信じていたい。
by obinborn | 2013-04-13 01:21 | one day i walk | Comments(0)