Sweet Baby James
の話になる。開戦とほぼ同時に満州に疎開し、終戦とともに二
日間かけて船で日本に帰ってきた時、母は11歳だった。その後
も暮らし向きは良くならず、彼女の親は長野で商売を始めた。
今現在も陽気さを失わない母と接していて思うのは、あの戦時
下を生き伸びた人たちは耐性が違うなということだ。それはと
もかく、お盆や年末に帰る家があることはいいものだなと思う。
その気持は自分が加齢するほど強くなってきた。「12月の始め
ボストンに帰る道の給油場はすっかり雪に被われている」そん
な歌詞が歌われる「スウィート・ベイビー・ジェイムズ」が私
は好きだ。ジェイムズ・テイラーの歌とレッドローズのスティ
ール・ギターが、歌詞以上のことを言い含めている。
by obinborn | 2016-01-03 18:49 | one day i walk | Comments(0)