4月27日のサーディンヘッド
音の粒子が降り注ぐ夜だった。そのひとつひとつが繊細であり、
骨太であり、山あり谷ありの楽曲のなかで一枚の大きな絵を描
き出す。そんなサーディンヘッドのライブを27日は下北沢のrp
mにて。複雑な構成を伴った変拍子の嵐もあれば、綺麗なメロ
ディが浮かび上がってくる場面もある。そんな変幻自在のサウ
ンドスケープに時の経つのを忘れた。
誰もいない放課後の教室で、一人ギターを抱えた青年がいる。
無口な彼は思うように言葉を発することが出来ない。そう、例
えば自分のこれまでのことや、これからのことに関して。それ
でも彼はギターを弾き出す。幾多のジーニアスたちの演奏に慄
きつつも、いつしか自分の語法を身に付けて。
by obinborn | 2018-04-28 06:57 | one day i walk | Comments(0)