映画『半世界』を観て
を観てきた。かつて同級生だった三人がアラフォーにな
り微妙にすれ違っていく様を描いている。とくに自衛隊
の海外派遣から帰り精神を病んだ瑛介(長谷川博己)が
加わっているところがポイントで、地方の町の退屈な暮
らしの中にも現代的なテーマが押し寄せていることを考
えさせられた。決して戦場は登場せず、舞台となる伊勢
志摩の美しい風景とくたびれた生活とが入れ替わり立ち
代わるだけだが、それ故に響いてきてしょうがなかった。
「お前が知っているのは世間だろう。俺は世界に行って
きた」「難しいことを言わないでくれ。こっち(伊勢)
だって世界なんだ」というやりとりが刺さる。
by obinborn | 2019-03-04 17:47 | one day i walk | Comments(0)