4月12日のサーディンヘッド
for Freeと題された入場無料ライブも今年で3回めになる
が、この会場ならではの抜けの良い音響やライティングの
効果もあって、まさに特別な夜となった。地響きのように
這い上がってくる低音と澄んだ中高音のバランスは完璧で、
スタッフやDJを含めてトータルに”鰯釣り”を盛り上げよう
とする意思が伝わってくる。本体サーディンのプレイヤー
ビリティの高さは改めて繰り返すまでもないだろう。以前
読んだインタビューの中で彼らが「構成された部分とイン
プロヴィゼーションとが半分ずつくらいなんです」と語っ
ていた通り、テーマのリフから即興に橋渡しをし、再びま
たテーマへと戻っていく変幻自在なジャム演奏にこの日も
酔いしれた。romanchicaで始まり、rainmanにmonkey
and the sunという2つの新曲を挟みながら、loopやcol
orが奏でられる終盤に収束していく構成も実に心憎いもの
で、静と動のコントラストを見事に描き切っていた。
by obinborn | 2019-04-13 06:54 | one day i walk | Comments(0)