長谷川博一さんの死を悼む
にも頻繁に露出していたので覚えている方も少なくないだろう。
一般的にはブルース・スプリングティーンや佐野元春の評論で
知られ、佐野、忌野、友部らへ取材した『Mr.Outsider.わたし
がロックをえがく時』(91年大栄出版)などの著書を残してい
る。亡くなってから彼の方が若い(享年58歳)と初めて知った
が、デビューが遅かった私を認め、オープンに接してくれた。
そういう意味ではよくありがちな”後輩潰し”とは無縁の人であり、
業界の慣習的な悪癖を嫌っていたと思う。また彼があるバンド
との関係がうまく行かなくなった時も、自分のお金でライブを
観に来て、アンコール前にそっと帰るような人だった。個人的
には腹を割って話し合うような友情は築けなかった。彼の方か
ら「もう一軒行こうよ」と声を掛けてくれたのに応じることが
できなかった自分を今悔いている。心よりご冥福をお祈り致し
ます。
by obinborn | 2019-07-13 04:00 | one day i walk | Comments(0)