7月28日の床屋
今日は二ヶ月ぶりの散髪に行ってきました。普段からベタベタした付き合いは好みませんし、滅多に床屋談義などしないのですが、やはり首にカニューレを装着したままの姿は何らかの説明が必要だと感じましたし、もうかなり通って気心知れた店なので、思い切ってこの春から始まった自分の闘病生活のことを打ち明けました。すると相手はさすがプロ。嫌な顔一つせず、テキパキとハサミを捌きながらお姉さんは私の一方的な話を受け止めてくれました。痛かった気管切開のこと、放射線治療の辛い副作用のこと、今後の生活指針のことなど、約40分の中でうまく纏めることが出来たと思います。こうして第三者に話を聞いて貰えるだけでだいぶ心が軽くなりますね。終わりの頃に私が「今日は勝手にいっぱい喋ってしまいすみません」と詫びると、すかさず「とんでもないです。こちらこそずっと長い間通ってくださって。お大事に」と応えてくれました。それを信頼関係と呼んでいいのかどうかは解りませんが、30年以上この床屋さんに通って良かったなと思えるひと時でした。いつもありがとう。きっと一生付いていきます。
by obinborn
| 2020-07-28 17:45
| one day i walk
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