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詩情溢れるサーディンヘッド

ロック音楽の語彙を駆使しまくったエレクトリック・モスの骨太なサウンドも力強かったが、それ以上に詩情溢れるサーディンヘッドの繊細な音のうねりが素晴らしかった。まるで迷宮を彷徨っていくような山あり谷ありの展開のなか、四つの楽器が絡みほぐれつつ変幻自在にインプロヴァイズしていく。それは聴取であると同時に、スリリングな体験でもある。
降り注ぐ雨から照り付ける太陽までがサーディンの音楽には宿っている。たとえ明日がやってこなくても、私は彼らとともに歩んでいくことだろう。
(9月8日・原宿クロコダイル)

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by obinborn | 2022-09-09 05:41 | one day i walk | Comments(0)  

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